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ゲームセンターは衰退してしまうのか?

最近SNS上ではこの話題が割と盛り上がってる。
しまうしまわないの答えはまだ誰にもわからないが
現状だと厳しいというのだけはハッキリと断定できる。

とにかく物価高や円安、様々な要因が絡んでいるから
すぐにどうにかなってしまうということはないとは思うけど
とにかくゲームセンターが徐々に閉店しているのは事実。

それらをただただ羅列していきます。


維持費がキツイ。

もうシンプルにコレ。場所を借りているのなら家賃。
ゲームセンターであるので当然電気代という水道光熱費。
消費税10%なので100円から10%引かれ、
基板や筐体の故障などの修理費や寿命。
レトロ基板そのもののプレミア化。
最新機種の価格の高さ。

ただ羅列していくだけでもう辛さが視えてくる…。
レトロ基板の高騰化に関してはこれだけで書けちゃうぐらいの問題で
単純に経年劣化による寿命で基板がロストしたり、
海外のコレクターが金に糸目をつけず購入していくので
海外に流出してしまったりなどで
プレミアが付いていたりもするのでゲーセンを運営する側も大変そう……。
それに加え円安! 弱り目に祟り目ですわい。


ゲーセンマストな最新ゲームが乏しい。

昔は格ゲーとかはゲームセンターで稼働してから
コンシューマーに移植というのが普通だった。
しかし今では最初に家庭用でリリースされ、
アーケード用にカスタマイズされてでてくる。
そのためゲーセンに行く機会が減ってしまった。

その逆にexA-Arcadiaというアーケード基板があり
新作や旧作のリファインなどがある代わりに
コンシューマーに一切移植されない。
※正確にはexA-Arcadia専用のオリジナル要素があって
 それが適応されたものが出ていない。

一見コンセプト的に正しく感じるが、
敢えて言葉を選ばず言わせてもらうと

そのゲームをやりたいという
魅力的なタイトルが正直少ない。

もちろん個人差もあるけどやっぱり
マニア受けなゲームが多く一般的ではない。

あと『スト6』みたいに
コンシューマーとアーケードの
両方展開しているゲームもあるといえばある。

しかし、『ストⅣ』や『ストV』を動かしていた筐体基板で
無理やり動かそうとしたため当初は
処理速度が遅くなるなどの不具合等が酷かった。

結局基板は全て入れ替えになりました。無茶しやがって…。

あと、VEWLIXのモニターにも問題があって
古いVEWLIXだと遅延がある。
詳しくはWikipediaで見てもらえれると助かります
意外と沢山の種類がでているんですよ。
だから基板を入れ替えたとてって問題もあると言えばあります。

そしてキャラや調整のバージョンが遅いという問題もある。
例えば『スト6』ではYear2が始まり、ベガが追加されましたが
アーケードの方はYear1の最後のキャラクター豪鬼が
やっと追加されたところ。

悲しいことにじゃあ家でやればいいじゃんみたいになってくる。
うむむむむ。


クレーンゲームやプリクラなどの
プライスゲームの方が多くなってしまい、
当時の人達が近寄りにくくなってしまった。

って意見もよく見ますが、コレはちょっと異論があります。

まず格ゲーや音ゲーが流行ってた時からすでに
こういうプライス系は流行ってました。

だから今のゲーセン=プライスものなのが
おっさんには受け入れられないという意見は割と違います。
※でもそういう事を言う人もいるといえばいます。

どっちかと言うと共存していたけどどんどん
アーケードゲームの勢いが落ちてきたと
言ったほうが正しいでしょう…。

居場所がなくなったから来ないという意見もまたちょっと違っていて、
そもそもおっさんはガチなゲームをあんまりやりません
だいたい『麻雀』か、『上海』みたいなパズル系のゲームや
大きいゲーセンならメダルゲーや競馬ゲーなんかを遊んでいます。

だいたい昔も仕事をサボって時間つぶしや
息抜きにゲーセンに来るおっさん達は、
格ゲーが流行っていた頃も割と距離を置きがちでした。

だから当時の若者今おっさんな、まぁ自分もそうですけど
上記にも書いたように格ゲーがゲーセンマストではなくなった今
家で環境さえ整っていれば無理していく理由が少ないのです。
せいぜい秋葉原に行った時にHeyに行くぐらいでしょうか。
そして自分は『アームドポリスバトライダー』とか
なかなかプレイしにくいゲームをするぐらいですかね。
※『アストロシティミニV』版はなかった。いいね!

あとスマフォも外せませんね。
これ一個で暇つぶしどころか何でもできちゃう。
ゲームももちろんSNSやマンガ、動画なんかを見たり音楽も聞ける。
昔とは違い、今は娯楽がたくさんありすぎます。


コアなゲーセンは
常連優先な空気があるので入りにくい。

結構な昔話ですが。AC『北斗の拳』が流行ってた頃、
興味を持ったので中野TRF行ってみたいなと人に話したら
「あそこは閉鎖的だから行かないほうがいい」と言われ
ビビったことがありました。

しばらく経ってから行ってみると、
確かに中に入りにくい感は割とありました。

何かと騒がしいゲームセンターミカドも似たような感じもありましたが
大会中や配信中でなければ割と普通のゲーセンかなと思いました。
でも、今の若者にはちょっと入りにくいと思うかもしれません。


タバコが吸えないゲーセンが増えた。

意外とコレ大事で、タバコついでにゲーセンに来てる人もいました。
だから当時のゲームセンターは煙かった。
自分は喫煙者ではなかったのですが無理やり慣れました。
今の嫌煙ブームで肩身の狭い人もいることでしょう。


そしてコロナウィルス。

敢えて最後に持ってきました。
まぁ省略してもいいよね。みんな体感したはずだし。


というわけでゲーセンは衰退してしまうのか?
という題材であれこれ書きましたが、

まぁ厳しいよね……。

娯楽の多様化、コロナというパンデミック。
スマフォという革命的デバイス、
物価高や消費税などハッキリと書けば金。

まだ全容を書ききれていないと思います。

これも正直書きたくないけど
海外ではゲーセン文化は既に消滅しています

このままいくとおそらくは……。

後は運営してくださる店主さんや企業さん達の
踏ん張り次第ですかね……。

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