服・器・家具 共存する場
5月23日月曜日。
午前、Aゼミ。論文の図版作成に関して、何を伝えたいのか、何の情報を省くのかについて指摘をもらう。省くこともデザイン。午後、引き続きル・コルビュジエ『ユルバニスム』との格闘。
夕方、松江の古着屋「BHAVAN」を訪れる。服の価値観が変わった。ビンテージについて店主さんに熱く語ってもらう。ファッションには「人に見られるためのファッション」と「自分のためのファッション」があり、トレンドによって価値の左右されない古着で、自分が自分でいたい姿を表現するという。トレンドの価値でなく、ずっと変わらない自分の生き方みたいなものを表現できる古着、そして店主さんが魅力的に見えた。
セレクトショップという場所にも惹かれる。アーティストによって作られた空間の中に、ビンテージの家具、服、器が並べられる。10日に一回店のコンセプトが変わり、古いもの、新しいもの、いろんな作家の思いが共存する場所ができる。お店の人、お客さん、地域の人々の会話が生まれ、いろんな考え、知識、想いが共有されていく。いろんなものが共存する場だけれど、決してカオスでなく、ゆるやかであたたかい時間が流れている。
夜、松江のバー「F-RUSH」「Negras」そして「イマジンコーヒー」を訪れる。お酒の深さ、人生の楽しみ方、野心。いろんな人たちのいろんな想いを聴いた。
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