ファイザーワクチンの有効期限1年

当初のファイザーワクチンの有効期限はずっと短かったはず。そう思って調べて整理してみました。

2021年当初
・保存はマイナス75度、6か月
・2度~8度での保存は5日まで

2021年5月
・2度~8度で保存できる期間を1か月に延長

2021年9月
・-90℃~-60℃で保存する場合の有効期間を9か月に延長

2022年4月
・有効期限を1年に延長

(モデルナは-15℃~-25℃で保存する場合の有効期間が、2021年7月16日に「6か月」から「7か月」に、さらに11月12日に「9か月」に延長:厚労省ページ


この有効期限を1年に延長する情報はNHKの報道です。元情報を探しましたが、今のところ見つかりませんでした。

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気になるのは、

こうしたワクチンをめぐっては一部の自治体が4月末までに有効期限を迎えるワクチンの使用の見通しが立っていないなどとして廃棄される懸念がでていました。

という部分です。廃棄したくないから期限を延ばす?!

実際に9か月に延長した時の厚労省のページに書かれているのは、

新型コロナワクチンは、貴重なワクチンであり、これを無駄にせず、有効に活用する観点から、このようなバイアルについては、有効期間が9か月まであるバイアルとして取り扱って差しつかえないこととしています。

という説明です。貴重かも知れません。でも調達量から考えて、そもそも3回目、4回目を想定していたが、計画どおりに接種が進まなかった、ということを意味しませんか?


そう言えば、1年前に流行っていたコロナの型はデルタ株ですね。代表的な株がいつ特定されたのか、です。
 α アルファ  2020/09  イギリス
 β ベータ   2020/05  南アフリカ
 δ デルタ   2020/10 インド    命名は2021/05
 ο オミクロン 2021/11  南アフリカ

そしてファイザーワクチンの最初の治験が出たのが、2020/12/31です。ワクチンを作って治験をするには時間がかかりますから、開始は当然2020年9月より前。多くの人が指摘しているとおり、ファイザー製ワクチンは、アルファ株より前の新型コロナウイルスを元に作られたもの。

これが有効期限が延ばされて、まだ使われる、ということです。


オミクロン株確認からすでに5か月。オミクロン対応のワクチンはどうなった?!

(言いたいのは、mRNAワクチンだからすぐできると言ってたはずなのに、オミクロン対応ワクチンの開発できた、治験に入るという話を聞かない。少なくとも、最初のワクチンより有効性があるものはできていないのだろう。mRNAワクチンって何?という疑問)