感染状況と陽性割合の県別比較(2022/8/19)

新型コロナの陽性割合と新規感染者数の関係をグラフ化してみました。それぞれの県での対策が見えてくるかもしれません。

グラフの意味と読み方
グラフは、横軸が陽性割合、縦軸が人口10万人あたりの陽性確認で、散布図で示したものです。5月は緑、6月オレンジ、7月グレー、そして8月青です。最新の点はオレンジの点で示してあります。
理想は散布図が左下に集まること。陽性者数が少なく、陽性割合も低い状態です。
散布図が右上に伸びている時は、感染拡大で検査が追い付いておらず陽性割合が増加していることを意味します。つまり陽性者の捕捉ができていないことがわかります。
右下に動く時は、陽性数が減っているように見えるが実際には検査不足だと推測できます。
陽性割合が減り、陽性者数も減っていたら、本当に減っているのだろうと理解できます。散布図は左下に動いていきます。

以下は、大阪の例です。左上は検査数(青、10万人あたり移動平均)、陽性者数(緑、10万人当たりとその移動平均)、陽性割合(赤点線、右軸)。
右上は陽性者数の片対数グラフ、右下は実行再生産数、そして左下が今回のメインの散布図です。

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大阪では、増加が止まっているように見えますが、不自然です。検査が足りていないだけだと推測できます。散布図では8月は右、右下、そして右上と推移中。右下へ動いレイル期間は、やはりお盆の時期のようです。


以下、各県の散布図です。
共通しているのは、ほぼすべての県で7月のグラフが右上に伸びていることです。これは、感染者数と陽性割合の両方が増加していたということ。例外は鳥取県。感染者数は増えても、それに応じて検査数を増やしたことが読み取れます。それでも8月になって陽性割合が増加しています。その他、岩手、三重、滋賀、京都、愛媛、佐賀、大分、宮崎でも、検査を増やそうという傾向が時々みられるものの、感染爆発に負けているようです。
(茨木、神奈川はデータの信頼性が低い。広島も乱れあり。)
沖縄だけは、少し左下に向かう傾向があり、あまりの多さから少し減少傾向にあると言えそうです。


1 北海道

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2 青森県

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3 岩手県

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4 宮城県

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5 秋田県

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6 山形県

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7 福島県

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8 茨城県

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9 栃木県

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10 群馬県

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11 埼玉県

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12 千葉県

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13 東京都

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14 神奈川県

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15 新潟県

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16 富山県

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17 石川県

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18 福井県

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19 山梨県

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20 長野県

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21 岐阜県

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22 静岡県

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23 愛知県

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24 三重県

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25 滋賀県

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26 京都府

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27 大阪府

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28 兵庫県

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29 奈良県

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30 和歌山県

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31 鳥取県

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32 島根県

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33 岡山県

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34 広島県

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35 山口県

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36 徳島県

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37 香川県

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38 愛媛県

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39 高知県

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40 福岡県

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41 佐賀県

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42 長崎県

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43 熊本県

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44 大分県

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45 宮崎県

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46 鹿児島県

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47 沖縄県

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ソースは東洋経済のページ