オミクロンは4週間程度?

日本の感染者数が最多を更新しました。とうとう3万人超え。しかし指数関数的増加の傾向が続くなら、まだまだ増える可能性がある。要はあとどの位、増加傾向が続くのだろうか、ということになると思います。そこで参考になるのが南アフリカとイギリス。すでにピークアウトが見えました。

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他の感染者数が急増していた国々でも、ピークが見えて来たようです。それぞれ実数は違いますが、対数軸で見ると増加の角度が似ているのが印象的です。

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一方、増加に転じたのが遅かった国々では、まだまだ増加中。日本もここ。フィリピンは増加に転じてからの日数が少し長く、増加のスピードが落ち始めているかも知れません。

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これらを見ると、オミクロン株は一定期間は感染者数を増加させ、その後減少に転じているようです。

どの位の期間後に減少に転じるかをグラフだけでおおよそ確認することもできます。次のグラフは、一番上のグラフを片対数にし、補助線を入れたものです。

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日本の感染拡大を何時からとするか、議論はあるとは思います。まだ減速の兆しが見えないので、2週間後にピークアウトするとすると、感染者数最大は1000人超/100万人、ざっくり8月のピークの10倍程度、20万人/日オーダーということになります。(これまでの推定とほぼ同じ)

ピークアウトが早ければ早いほど、感染者数は少なくて済みます。感染者数が少なくなるということは、入院や自宅待機する人も少なくなるということ。医療負荷を増やさない、社会を動かし続けるという意味で、速やかに菅拡大を抑えて欲しい。

今更、この急増が想定外などと言うのは決して許されないと思います。