T.YOSHIDA

【物語と科学技術(ファクトとロジック)で生きる】inochi WAKAZO Proje…

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【物語と科学技術(ファクトとロジック)で生きる】inochi WAKAZO Projectの人|wein.team|NIT Kurume C→Tokyo Tech|飛行ロボコン2016-19|E資格2021#2|夢と感動を与える技術者へ!

マガジン

  • 【UG】大学の課題に対する自己批判と再検証

    これまでに,大学などに対して提出したレポート(著作権を放棄していないもの)に対して,改めて向き合うことで,自分の考えをアップデートし,かつコンテンツをアップグレードしていくものです.

  • 自己紹介と私の挑戦

    自己紹介と私の挑戦を載せていきます.

  • yoshidaの図書館

    読書のアウトプットをつづります. 分野は,古典(岩波,講談社学術)を中心にします 写真は,とある先生の本棚です. (Zoom背景ようにフリー化されてます)

  • 科学技術のコミュニケーションの事例と私見

    僕が問題意識として持っている科学技術の不協和音について、その事例と解説、そして、私見を綴ります。時々,図書館とも連携しながらつづります このnoteはある意味で,僕も備忘録という側面もあります.また,長期的には,アップデートもしていこうと思います.

最近の記事

  • 固定された記事

2022年へーみんな違って,みんなどうでもいい!ー

 2021年の振り返りを折角だからしようと思って書いてみます.そして,2022年の抱負もまた書きたいと思っています! 自己紹介改めて,自己紹介をしたいです.  Yoshida Takashi  今,久留米高専専攻科の1年生をしています.  専攻科とは,説明が面倒なので,大学の工学部で3年生をしています.ただ,研究がありますが,  学外では,Inochi Gakusei Innovators' Program (i-GIP)とWein.teamに参加しています. 高専の研

    • 自分には見えて,他者には見えないものから,対話する【他者と働く】

      自分には見えておらず,他者には見えるものはあっただろうか?(あっただろう) そこを見落とさず,観察することで,対話し,他者との関係性を更新しつづける。  おはようございます。Yoshidaです。今回は、宇田川元一先生の他者と働くー「わかりあえなさ」から始める組織論ーを取り上げていきたいと思います。 はじめにー著者の仕事と生活にある矛盾 この本を執筆された宇田川先生は,埼玉大で教鞭をとられる大学の先生であり,研究者です.その中で矛盾を抱えています.  科学的に「正しい答え

      • 自身のエコーチャンバー(偏り)を分析しながら,客観視してみる.

         ソーシャルメディアによる社会の分断の分析が叫ばれて久しい.  フェイクニュースや偏った情報の取得は,人々を分断させ社会を混乱させると言われており,偏った情報の取得や解釈(特に,原著を読まない)は,大きな問題であると認識している.  この分断を生み出す要因の一つに,社会全般の「ふつう」と,私たちの「ふつう」とを適切に区分することが出来ない現象(エコーチャンバー現象)があります.この原因には,ソーシャルメディアなどにおける自分と似たような価値観を持つ人と繋がりがちなことであり

        • 人類史上最悪の犯罪を犯した人間とは?そして罪とは?【エルサレムのアイヒマン,ハンナ アーレント】その1.

           悪とは何だろうか.罪とは何だろうか?.もし,善悪が逆転したならば,かつての善,今日の悪は裁けるのだろうか?  みなさん,おはようございます。Yoshidaです.  さて,今回からは本と映画をまとめて取り上げます.取り上げるのは,映画「ハンナ アーレント」,そして,ハンナ アーレント著,「エルサレムのアイヒマン」です.  長いので,何回かに分けていきます.  内容は,アイヒマン裁判とも言われる,ホロコースト裁判です. 選んだ理由 普段は,選んだ理由なんて書きませんが

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        2022年へーみんな違って,みんなどうでもいい!ー

        • 自分には見えて,他者には見えないものから,対話する【他者と働く】

        • 自身のエコーチャンバー(偏り)を分析しながら,客観視してみる.

        • 人類史上最悪の犯罪を犯した人間とは?そして罪とは?【エルサレムのアイヒマン,ハンナ アーレント】その1.

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        • 自己紹介と私の挑戦
          7本
        • 【UG】大学の課題に対する自己批判と再検証
          1本
        • 科学技術のコミュニケーションの事例と私見
          7本
        • yoshidaの図書館
          8本

        記事

          技術と古典(チャレンジャーコラム最終回)

           技術の在り方を考察するために、私は,先人たちの思考を追う。   みなさん,おはようございます.これから,Wein.Team 九州沖縄team,チャレンジャーコラムを連載しますYoshidaです.(自己紹介はnoteのプロフィールにピン止めしてます)  今私が挑戦していることは,「技術と社会の在り方を再構築するアイデアをまとめ,青写真を小論文に描くこと」です. 予定 第1回:技術と倫理,キーノート「タイタニック」 第2回:技術と数値データ,キーノート「常磐線と福島第一原

          技術と古典(チャレンジャーコラム最終回)

          技術を考える今日と小論文(チャレンジャーコラム第3回)

           想像した現実に対して,理想の未来を当てはめ,想像と現実のギャップに嘆くより,  例えどんなに酷くとも実際の現実を受け入れ,それに即した未来を構築する.これが僕の挑戦です.  みなさん,おはようございます.これから,Wein.Team 九州沖縄team,チャレンジャーコラムを連載しますYoshidaです.(自己紹介はnoteのプロフィールにピン止めしてます)  今私が挑戦していることは,「技術と社会の在り方を再構築するアイデアをまとめ,青写真を小論文に描くこと」です.その

          技術を考える今日と小論文(チャレンジャーコラム第3回)

          イノベーションの本質と,課題とは?【人類とイノベーション】

           イノベーションは革命(レボリューション)ではない,進化(エボリューション)である.  そして,自由な社会の中からイノベーションが生まれるとするならば,なぜ自由主義の先進国からイノベーションが生まれず,後進国や独裁国家である中国から生まれるのだろうか?  はい、おはようございます。Yoshidaです。今回は、NewsPicks Publishingでマット・リドレーの人類とイノベーションについて語ってみたいと思います。 イノベーションとは緩やかな連続プロセ

          イノベーションの本質と,課題とは?【人類とイノベーション】

          技術と数値データ,キーノート「常磐線と福島第一原発」(チャレンジャーコラム第2回)

           みなさん,おはようございます.これから,Wein.Team 九州沖縄team,チャレンジャーコラムを連載しますYoshidaです.(自己紹介はnoteのプロフィールにピン止めしてます) 今私が挑戦していることは,「技術と社会の在り方を再構築するアイデアをまとめ,青写真を小論文に描くこと」です.その挑戦で考えていること,複数のトピックに分けてを語りたいと思います. 予定 第1回:技術と倫理,キーノート「タイタニック」 第2回:技術と数値データ,キーノート「常磐線と福島第一

          技術と数値データ,キーノート「常磐線と福島第一原発」(チャレンジャーコラム第2回)

          技術と倫理,キーノート「タイタニック」(チャレンジャーコラム第1回)

           みなさん,おはようございます.これから,Wein.Team 九州沖縄team,チャレンジャーコラムを連載しますYoshidaです.(自己紹介はnoteのプロフィールにピン止めしてます) 今私が挑戦していることは,「技術と社会の在り方を再構築するアイデアをまとめ,青写真を小論文に描くこと」です.その挑戦で考えていること,複数のトピックに分けてを語りたいと思います. なかなか自分の挑戦を丁寧に語ることが出来ずにいたので,機会を頂いた九州沖縄teamのみなさん,ありがとうござ

          技術と倫理,キーノート「タイタニック」(チャレンジャーコラム第1回)

          20世紀の天才が考える戦争への心理とは?【ひとはなぜ戦争をするのか】

           おはようございます.遠隔授業で進捗MaxなYoshidaです.  今回の本のoutputは,講談社学術文庫で,A・アインシュタイン,S・フロイトの文通である「ひとはなぜ戦争をするのか」です.この本について語っていきたいと思います. 普段の本のoutputならいきなり本編を語りだすのですが,まず,背景から語っていきたいと思います.この本は,背景が重要になります. 背景と人物 この本は,1932年に国際連盟がアインシュタインにした依頼です. 今の文明でも

          20世紀の天才が考える戦争への心理とは?【ひとはなぜ戦争をするのか】

          本当の科学(基礎科学)の価値とは? 【職業としての学問】

           久しぶりの読書記録です.  さてさて,今回取り上げる本は,岩波文庫の白帯,マックス・ウェーバーの『職業としての学問』です.  この本の大きなテーマになるのは,学問的「体験」です.その意味から考えていきましょう.今回は,自然科学を中心に考えていきます。 大学や教壇の外面的実状(1919年当時のドイツ) 当時のドイツの大学における,大学卒業後に大学に残り研究する学生のキャリアについてまとめます.  まず,私講師からはじまります.その選定は曖昧で,ある種の運(僥倖)によりま

          本当の科学(基礎科学)の価値とは? 【職業としての学問】

          安全を確保する意味(バーニングオーシャン)

           おはようございます.今回から,インスタグラムと連携させながら,noteを投稿していきたいと思います.  さてさて,今回は,GWの間に映画を見ました.それが今回取り上げるテーマなのですが, 昨年度に投稿した新入生のオンライン部活動で取り扱った安全工学を再度取り上げていきます.つまり,メキシコ湾原油流出事故.特に,映画「バーニングオーシャン(Deepwoter Horizon)」のアウトプットを改めてしようかと思います.  といっても,前回の内容よりも,かなり深い内容です.

          安全を確保する意味(バーニングオーシャン)

          ビキニ原爆実験から、原子爆弾の怖さとは何かを,改めて考える

           今回は,科学技術コミュニケーションの一例として取り上げるのは,原子爆弾です.その怖さは,放射線にあります.そして,生物兵器と共に世界中で廃絶が叫ばれるのは,この持続性の高い効果にあります.  私は,熱線や爆風の怖さももちろんあると思います.しかし,この放射線ということについて,少々深堀しながら考えていきたいと思います.  今回は,ナショナルジオグラフィックで無料公開中のビキニ環礁に沈む被爆艦を取り上げたいと思います.(トップ画像は,wikより)  この動画では,1946

          ビキニ原爆実験から、原子爆弾の怖さとは何かを,改めて考える

          科学技術倫理をまとめてみるー倫理は科学技術のブレーキではない!

           先日、私のお世話になっているweinの交流会にて、ある医大生と倫理の話題になりました。そこから,少々倫理について考えましたので,共有したいと思います。事例を人通り上げて,僕の考えを書いていこうと思います.  しかしながら,僕も視点に乏しく,新たな視点や考えを是非是非,教えてください.異論大歓迎です! クローンの是非「皆さんは人クローンを作ってはいけない理由を説明できますか?」  この問いかけは、私の受けた倫理の講義で、開口一番に、教授が、問いかけたことです。ほやほやの

          科学技術倫理をまとめてみるー倫理は科学技術のブレーキではない!

          自己紹介

           自己紹介をしようしようと思って,一年たってしまいました.  ちょうど年度替わりといい機会なので,今書いています.  といいつつも,同級生などに対して限定公開したnoteのアップグレード(UG)版にしました. 基本情報 名前はyoshidaとして活動しています.特に本名でよかったし,本名で活動することも多いのですが,何となくこうしました.  在籍は,久留米 高専の専攻科 1年です. 先に略歴を書いておきましょう。 2017 野村総合研究所 学生小論文コンテスト

          自己紹介

          ユナイテッド航空B777から考える設計の辛さ

           今,僕が考える科学技術による社会の分断をうまく伝えるテーマがあったので紹介させてください.ユナイテッド航空のB777の事故です.(本当はLINEの一件のほうが的確なのですが,もう少し落ち着いてから書かせてください) 事故概要と原因 2020年2月20日,アメリカ,デンバーの上空でユナイテッド航空の旅客機のエンジンが離陸後まもなく炎上し,複数の部品が落下した事故がありました.  この事故について,事故機はボーイング777-200型で,機体番号はN772UA,登録日は199

          ユナイテッド航空B777から考える設計の辛さ