VRChatを

首里城の公開を受けて見てみたいなと深い考えもなく始めてしまってから約1か月、予想以上にはまってしまっている。
会話の下手な自分であっても楽しいのだからメタバースのポテンシャルを今更ながら感じている。
また中に入ってみて感じるのはアバターやワールドの作成を行う人の多さだ。他のSNSを使用しているとイラストや映像の制作者は多数目に入ってくるけれども、3Dモデルを扱う人がこんなにも多いことにも敷居が非常に低いことにも驚いた。自分がVRChatを楽しめているのは色々な世界を見ている時にそのワールドそのものや会話している相手の見た目が創作品として存在しているからだと思う。
一方でVRChat内に存在しているアート作品の展示には目新しさなどを感じられないのが不思議だ。イラストの展示などでは視点の関係から従来のウェブサイトより却って観にくくなっていたりもする。絵の世界に入れるみたいな体感型デジタルアートも凄みはあるけれど、いまいち面白い発展の仕方を感じられない。2Dと3Dで表現方法や思考方法を切り替えたりそれぞれの長所を活かせば何か新しい展示アイデアができそうな感じはあるのだけれど。

イラストの展示としては奇をてらわずに、ホロライブの一伊那尓栖さんのが最善なように思う。配信者としてのファンも多く、展示作品も一部3D加工したイラストと本人による作品解説、そしてファンの集会場として場所そのものに付加価値を持たせることにもなっている。

しかしアート作品の展示と考えると現在の主流は表現のために3D技術を利用するというより技術を見せるために表現をしている面が大きいように感じる。

自分では思いつかないような面白いことをやっている人はきっといるのだろう。けどどうすれば見つけられるのかが分からない。

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