膵臓たべたいやつ

カニバリズムではない映画としてタイトルは知っていた作品「君の膵臓をたべたい」。アニメ映画のを見て終盤の展開は面白かったものの、途中までが気になりすぎたので書き残してみる。
ボーイミーツガールとして出会い方が導入のために必要なのはわかるけれども、病院で偶然に落とした本を拾い中身を読み瞬時に核心となる点を見つけヒロインがそのことを自白しだす。その辺りが不自然さや雑さが目立つ。近年のオタクにやさしいギャルのブームの先駆けなのだろうか、陽キャヒロインが陰キャクラスメートに前から気になっていたとするのも何故?としかならない。
恋愛感情というか、学校内で人間関係劣悪というか元カレが家の近くまで来て主人公を殴るのはギャグシーンにしか見えなかった。停学処分になるだろうし、仲のいいという友達も過保護を通り過ぎて支配的になっている。コミュニケーションをとらない主人公というキャラクターがあるにしても一方的な決めつけを持ち自己の判断を疑わない。

終盤は面白かっただけに、それ以外の展開や人物の性格が最後に向けた装置としての役目しか与えられていないような作りがなおさら残念に感じた。

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