ゆるキャン△

いつか見ようと思っていながら見ていなかった映画のゆるキャン△を見た。この文章を書くにあたり「ゆるきゃん」って変換するとちゃんと「ゆるキャン△」が出てくるの初めて知った。
面白い映画ではあるのだけれど仕事の描写でどうしても生活との向き合い方みたいなことに考えが渡ってしまい今までのゆるキャン△の楽しみ方とは異なるものになっていると感じた。
また本編からしたら成長した未来の姿を描く作品という事で、見ている時にアイカツ10thを思い出し、テーマが全く違う作品だが比較すると面白いと感じた。アイカツ10thでは大人のシーンで鍋を囲んで会話をし、直接的な仕事の描写はしていなかった。それでも本編の学生時代からアイドル活動をしているいちごちゃん達が会話の端々から活動を続けていることや方向性を想像できるようにしてある。だから大人になって姿など成長や変化があれど本質的な部分としての活動は変わらないままでいてくれて、観客も理解し受け入れもスムーズなのだと思う。ゆるキャン△は本編では学生で映画では就職した社会人としてだから変化も大きいし舞台も現代日本だからこそ勤務時間や給料やらの話題を出されることに引っかかりを覚えてしまった。学生の時分にはキャンプ場を使っていた所からキャンプ場を作る立場に変わる、享受してきた楽しみを提供するという転換が大人になった事で表現することが出来たという事だろうか。

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