悪寒 ~今後の刊行予定Ⅲ+謝罪+α~

皆様はじめまして。カステラの切れ端未満ラノベ作家の有象利路と申します。
この度はこの……ゴミ(直球)ことnoteにて、例によって懲りずに記事を作ってみました。

さて、似たようなタイトルで既に二回記事を作っているので、もう何を言いたいのかはお分かりでしょうが……


呪!賢勇者三巻発売日決定!!

及び

祝!魔塔二巻そのうち多分発売!!


いやー、めでたいっすね!
何がめでたいって、何事もなければ12月に賢勇者三巻が出るので、今年の年始に言っていた『年三冊刊行』の目標をクリア出来るのですよ!
※何事もない可能性の方が低い

はっきり言って私みたいなクソ低ランク作家だと、同一レーベルから年に三冊も出すなど甲子園でホームランを打つ並に難しいことではあるのですが、今年は運が良かったのでクリア出来た感じです。
でも売れっ子の方々や受賞作家の方は余裕でこういうのクリアするので、やっぱこの業界って格差やべーわと思わざるを得ないですね!(唐突な卑屈)


まあ来年は年三冊なんて絶対無理なんですけども(唐突な絶望)


多分来年のどこかで『魔塔』の二巻が出るとは思うのですが、それ以降の予定がコピー用紙並に真っ白なので、現段階で「あーやべえなぁ」となっています。
となると三冊の目標は捨てて、来年の目標は『他のレーベルからも出す』になるのでしょうか?
これはこれで無理だな……。

なので私が今一番欲しいものはコネです(下心)

とまあ、そんな年末にやれみたいな話は置いといて、新刊達の話をしていきましょうか。

B

表紙完成1

まずは『魔塔』について!
(画像クリックで公式に飛びますぞ)

ありがたいことに、読了された方からの評価は概ね好評です。
そんな皆様の応援のお陰で、二巻を出せることになりましたっ!







嘘です……(粉飾)






元々二巻組みで企画をスタートしていただけです……。
そもそも私自身、発売日直後に『皆様の応援感謝!お陰様で早くも二巻決定!』とかいう宣伝を見ても「そんなわけねえだろオイ(疑心)」としか思わなかったのですが、その答え合わせを自分で行った感じですね……。
こういうカラクリだったんだね……。

というわけで皆様の応援とか一切関係無く、二巻がそのうち出ます(最低の表現)

賢勇者シリーズは皆様の応援だけで三巻まで出せたので、その応援無く二巻まで出せるということは、少しは電撃文庫編集部も私のことを評価したのではないでしょうか(上から)
ただ一方で、多分私という作家が電撃文庫で本を出せるのはもうこれがラストなんじゃねえの? という疑惑が今も常に付き纏っています。
もし今後私が電撃文庫より出版がなかったら、「ああアレは手切れ金だったのか」と思って下さい……。

それとあとがきにあった「次の告知」みたいなのは書籍版・電子版共にミスで掲載されていないので、同じくここで告知しておきます(土下座)
二巻自体は出す予定ですので、告知ができるようになったらそれもまたツイッターなりここでなりで発表しますので・・・すみませんでした!!

とはいえ、最初から二巻前提で物語を作るというのも未経験のことだったので、また一つ経験値を積むことが出来た感じです――

――が!

私のポリシーとして、『最初から続刊が決まっているから一巻はキャラ見せ程度のジャブのみ打つ』という王者にのみ許されがちな構成は絶対にやるべきではないと思ったので、『魔塔』は一巻で一応一つの話が完結しました。

おう喧嘩売ってんなオイと思われるでしょうが、自分が読者の時、その手の構成のラノベを読んだら「720円ポォーウ(奇声)」みたいな声を出してしまうので……他ならぬ自分が出すならやめとこうと思った次第です……。
(※そういう構成が出来る時点で長期的なスパンで物語を構築しているのであり、別にその構成が悪いというわけではないです 念の為♡

なので『魔塔』は一巻だけで充分面白いと言える内容にしました。
そしてその一巻を面白く感じた方は二巻も手に取って頂けるだろう、ということを信じた構成にしています。
元より私は出版物全部を一冊ごとに後先考えない全力投球で作っていますので、つまるところ普段と特に変わらないんですけど。

大体続刊を意識して作ったところで続刊させてくれないんでね!(皮肉)
出し惜しみしたって仕方がないんでね!
某日シリの能見選手みたいになるんでね!(ラストエリクサー)

とはいえ二巻(現在も制作中)は一巻と同じようなことをしても仕方がないので、一巻とはまた異なるアプローチを試みるつもりです。
もちろん、一つの作品を長く続けられるに越したことはありませんし、『魔塔』は二巻で全ての物語に決着がつくというわけでもありません。
この一巻、やがて出ると思う二巻、賢勇者や青春覇権などの既刊、それらを皆様が手にとって頂ければ、全てが前向きに動き出すことに変わりはないです。


つまり魔塔の三巻以降は二巻までの数字で決まるってことなんですけど(汚物的側面)


まあ、もし三巻以降も出せたらラッキーって感じで、とりあえず二巻で一段落みたいな構成でやってます。。。
商業作品というのは考えたものを全部出し切るというのが売れないと原則出来ないので、そういう意味では読者の方の期待を裏切ってしまう形になるのはとても心苦しくはあります……。

へへっ、電撃文庫はな、デビューした新人の9割が打ち切り作家の看板を背負うんだ(絶望)

なので読者の方の失望を少しでも防げるよう、一冊の中に面白さを詰め込むという努力を今後も怠らないように精進します。


ところで次の新作は何作りゃいいんだろ……。

まあいいやもう(完全燃焼)

C

シコ三巻表

賢勇者三巻の発売日が2020年12月10日予定となりました!
あわせて表紙のイラストも公開中です!
(画像クリックで公式に飛びますぞ)

過去、ライトノベルの表紙においてこうも堂々とちくわを持ったヒロインは居ないのではないでしょうか(未確認)
このちくわがどういう意味を持つのかは、まあ薄汚れた方なら大体予想はつくのでしょうが、予想出来ない方は心待ちにして頂ければと思います。

三巻は以前お話したように、冬のどこかに発売予定だったので、そういう意味では一応最速の刊行予定となっています。
年内に出せるとは思ってなかったですね……。

とはいえ二巻が出たのは今年の二月であり、そこから十ヶ月後の続刊は……私に特段の事情がないので普通に激遅ペースですね(電撃のせいだゾ
因みに一巻→二巻は八ヶ月空いたので、順調に刊行ペースが伸びています。

でも先述の通り、何も無ければ12月刊行予定なので、恐らく何かが起こると現段階では予想しています。その時は来年以降出ます……。
今回もギリギリのネタが多く、厳しいチェックを繰り返しながら今も少しずつ前進しています。
三巻の制作開始が今年の春ぐらいだったので、本当に長いんですよ……。
何でここまで苦労するんだってぐらいに……。
(書くのに時間が掛かるのもありますが)
(あとコロナウイルスによる影響が関係しているので、別に私がサボったとかそういうわけではないです★)


まあそんなことはどうでもいいので、今回のサブタイを見てみましょう。


賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 擦(スリー) ~愛弟子サヨナはぷにぷに天国DX仕様~


意味深なサブタイですねえ(いつもの)
二巻ではこのサブタイで酷い目に遭ったので、今回は何とかさっさとサブタイを先に通してもらいました。
何もかも手探りで作っていた一巻の時とは違い、二巻以降はサブタイ、口絵、本編をなるべくリンクさせようと意識して作っています。

なので二巻のサブタイになるはずだった『ふわふわバニラ~』も、冷静に考えれば口絵と本編とサブタイがリンクする単語であると(分かる人は)分かると思います。
ということで三巻のこのサブタイは(分かる人は)もう何を指しているのかを察することが可能だと思いますが、まあそんな話がありますわ(暴露)
ちくわの意味も徐々に理解されてきたことでしょう。。。

因みに、多くの方が巻数表記で『惨(さん)』と仮に呼んでいましたが、私は天の邪鬼なので『擦(すりー)』にしました。
とはいえ二巻は『痛(つー)』だったので、英語表記でいうなら『惨』は元より使う予定が無かったんですけどね。
(今回は書く前に巻数表記とサブタイを先に考えていた)

さて、三巻の内容的には現時点ではあまり何も言えないのですが、ちょっと先にここでお詫びを……。

賢勇者二巻で再募集した『第二回魔王軍』ですが、今回はなんと前回を上回る10通以上の応募があり、こちらとしてはドン引k……とても驚きました。

が、三巻ではそれを使った回が諸般の事情でカットとなりました。


三巻のあとがきでも改めてお詫びしているのですが、もし応募された方で当該回を心待ちにしている方がいらっしゃるのなら、発刊まで気を持たせるのも心苦しいので、先んじてこの場を使いお詫び申し上げる次第であります……。

理由は色々あるのですが、一つはコロナの影響で制作スケジュールが大幅に狂い、割とガタガタなペースになってしまったことが挙げられます。
今の時代はとりま全部コロナのせいにしとけばええわ というわけではないですよ!!(疑念)
また、当然ページの都合や私自身の技量のせいでもあるので、やはりその辺りは送って頂いた方には本当に申し訳なく思っております。

とはいえ、せっかく送って頂いたからにはどこかで必ず利用したいと考えていますので、ひとまず三巻ではありません、ということをご承知頂ければ……。すみません……。


……あっ 四巻でやりゃいいのか!


って思った方へは更に申し訳ないんですが、今回でガチのマジで打ち切りなので、賢勇者の四巻は本当の本当に出ません(大絶望)
私の方からも担当にはそれとなく打診しているのですが、やはり数字的な側面が強く、むしろ「お前まだウチで本出すつもりなん?」みたいな対応となっています。続刊とか言ってる場合じゃないっすねもう(焦燥)

因みに電撃文庫25周年の時の帯文には「いつまでも、挑戦者(チャレンジャー)」ってデカデカと書いているのですが、挑戦すらさせて貰えないのはどうかと思いますねェ~~~僕はねェ~~~~~?????

なので(これも何度も申し上げてますが)賢勇者三巻はこれまでの集大成みたいな位置付けで作りました。
もう後にも先にも、こういうハチャメチャなギャグラノベを私が書くのはこれで最後だと思います。

並びに、これは私という古い挑戦者が後続という新たな挑戦者へ叩き付ける最後の傲慢となりますが、今後ハチャメチャギャグをラノベでやりたかったら本作が第一の壁となるよう、古今東西あらゆるネタを取り込んでいます。
そして願わくば、そんな賢勇者という作品を踏み越えた新作が、ラノベ業界にギャグジャンルという旋風を引き起こして下さることを、草葉の陰で応援しております。みんな、ギャグラノベ書こうや(必死)

……まあ、三巻まで続いたこと自体が奇跡みたいな作品ですので、こういうあっけない幕切れであるのもまた風情があるのではないでしょうか(ない)

とにかくここまで応援してくださった方をみたび笑わせられればそれでいいや、というスタンスです。
そういう私からの電撃文庫及びKADOKAWAへのヘイトも存分に作中へ込めたので、最後の打ち上げ花火は是非書店にてお買い求め下されば……。


……。暗い話題しかねえなオイ!!!!


一応明るめなことを言っておくと、賢勇者三巻も『ラノベ業界の慣習や常識とかよく分かんねえし興味もねえからガン無視しよう』というスタンスを貫き通しました。

内容的にはファンタジー小説らしく魔族を擁する敵組織の登場、新たなる変態達も当然登場、過去の変態達も一部再登場!
その上で毎巻恒例となりつつある変な村シリーズやアーデルモーデルVSエロい店シリーズも搭載!!
今回も全編渡り純度100%のギャグだけでお送りします!!!

誰も読んだことがないラノベ! というよくある嘘臭え煽りを、斜め上に曲解して作っていますので、ご期待下さい!
私の乏しき才能の限界値を引き出しましたので……!

だから買ってね!(結論)

Z

画像3

※三巻のあとがきより抜粋

でも売れたら四巻はあるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!(最低)

なので死ぬほど応援して下されば続きます。
ホント毎回終わるの前提で書かせんなやオラァ、と思いますね。。。

私がメンタル的に書ける、書けないというのは正直読者の方には何ら無関係であり、皆様が読みたいのであれば私はその思いに全力で応える構えです。
私自身作者というものは物語の奴隷であるという考えですので、どれだけ精神が摩耗しようが作品を世に送り出せるなら努力します。

プロになってからはこういう世の無常を何度も味わっているので、ぶっちゃけ辛くて仕方がないんですけど、諦めたらそこまでですからね。
魔塔も賢勇者も私という作家の一部なので、デビュー作の青春覇権と同じく今後も切り捨てず引っ張っていければと思います。


あ~~~真面目なことを言ってしまった~~~~!!


恥ずかし~~~~~~~~~~!!!


じゃあ危ないことでも言うか(切り替え)

えーっとですね・・









電撃文庫最近ちょっとラブコメ増え過ぎじゃない・・?









いや、別に良し悪しで言うなら良しも悪しも無いんですけど、今後の電撃文庫の新刊(新シリーズ)を見てもラブコメ率が半端なく高いので、これはちょっと……これはちょっとやね、と思った次第です。
毎月こんなにラブコメ出てたっけ? 出てなかったよね……?
となればそのうち私もラブコメを書くことになるのでしょう(書けないジャンル筆頭)

私の中の電撃文庫と言えば、全レーベルの中で最も幅広いジャンルを網羅しているようなレーベルであるとされており(過去の思い出)、それで言うなら一ジャンルに作品が偏りつつあるのはなんだか勿体無いと思っています。
もっと色々書ける作家さんを多数擁しているはずなので・・・
それに某レーベルとかいつの間にか異世界転生系しか出してないのを見て一抹の寂しさを覚えたり・・・
(特定されるかもと思ったけどそんなレーベルは多数あるから多分特定されないですね)

昨今の出版不況と読者のニーズを考えると、流行を追うことは決して間違っていないどころか正しいことだとは思うのですが、一方で流行を作り出すような作品を生み出して欲しいというのが電撃文庫ファンである一読者としての願いではありますね。
え? お前が生み出せ?



^~^



――いつまでも、挑戦者(チャレンジャー)――



なるほど、いい言葉じゃないか。そう思いました(中指)



今回は以上です。

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