暗礁 ~今後の刊行予定Ⅱ~

皆様はじめまして。削りカスラノベ作家の有象利路と申します。
この度はこの……緩やかに死という滅びに向かうことを分かっておりながらもどうすることも出来ずただ諦めているような末期ツールことnoteにて、懲りずに記事を作ってみました。

さて、前々回(リンクあり)はこのような記事を作成しました。
ほぼ半年前の記事であり、それから今日まで一回しか記事を書いてないとか、もうこのnoteに対するやる気の無さが浮き彫りとなっていますが、まあそれはいいとして……(いいのだろうか)



2020年10月に新刊が出ます!!!!!!!


塔こくち
↑Twitterに貼ったやつ

既にTwitterでは告知したのですが、こちらではより詳細(言える範囲内)でもうちょっと事細かに宣伝しようと思います。
あ、多分って付いているのは世情を鑑みた結果です(謎配慮)

前回本を出したのが今年の2月だったので、そこから優に8ヶ月経つわけですね~。いやー、何だこのペースは(絶望)
私は今のところ電撃文庫でしか本を出しておらず、そして他から出す予定も現状特にないので、連続して本を出せないというのも仕方がないとはいえ、今年は年三冊出してえ!っていう年初の目標は儚く消えそうですね^ー^


^ー^<わろてる場合か!!


……だってどうしようもねえだろうが……。
と、腐る前に新作の宣伝をしておきましょうか。

えー、タイトルから察することの出来るように、新作はデビュー作『青春覇権(日常ミステリ)』及びその次『賢勇者(ギャグ)』とは打って変わって、ダークファンタジーものとなっています。
更には生命のやり取り=バトルシーンもあるという、つまるところラノベラノベしたラノベ! というわけですね。
何より普通の作品を作るのがこんなに楽だとは思いませんでした(感覚麻痺)
賢勇者のせいでどうかしてしまっているわけですね……。

えー、何度となくこのnoteで言っていると思いますが、元々私はジャンルはともかくとして、暗めの作風を得意としており、デビュー前はそんな感じのものばかり書いていたので、ある意味では原点回帰となります。
でも商業的には新たな試みというか、パワプロで言うところの特定の変化球を磨かずにあれこれ新球種ばっか覚えた結果クソピになるパターンを辿っている感じですね!(登録抹消)

とはいえ、作家という存在が数多く溢れて久しいこの時代、私という木っ端微塵作家の新たなる側面を公的にお見せ出来るというのはありがたいことであります。
「あ、コイツこんなのも書けるのか」と思って頂ければ幸いですし、その上で「面白い」と言えるよう努力して作っております。
前も述べたように、私はギャグ『も』書ける作家を目指しているので、それ以外でも皆様を納得させるような作家になりたくて仕方がないのですね。

そして何だかんだで私という存在を知って頂いた切っ掛けは、多くの方が賢勇者というギャグ作品でしょうから、そういった方に受け入れられるかは不安です。
優しく授乳してくれる店に入ったと思ったらガチで鞭を打ってくるような真似をしているので(最低の比喩)

ただ、そういうのも含めて有象という名の腐れ作家である、ということを認知して頂ければ本当に嬉しいですね……。
これからも作品は出したい(出させてくれるかは分からない)ですが、受賞もしてない売れてもない(加えて反骨精神だらけの)拾い上げ作家という立場だからこそ、むしろ私は何でもかんでも書いていい立場にあります。
え? そんなことはない? 知らんわ!!!(反骨)


ともかく、10月に出る『君が、仲間を殺した数 ー魔塔に挑む者たちの咎ー』を何卒よろしくお願いします!!!!!!

※サブタイの~~はミスでーーが正しかったりする(現在は修正済)



じゃあ真面目な話をしたので不真面目な話をします
(本題)


そもそも、どうして『魔塔』が生まれ、出版されることになったのか?
それをせっかくなので語っていこうと思います。
ああ、このパターンはあれですね!

まーた普通じゃない流れで出来たんすわこの作品って!!(異常作家の鑑)

ただ、ちょっとこれはガチで言えない部分もあるので、あくまで大まかな流れだけですけど……。
仔細が気になった方はどっかで私と直接会ったタイミングで訊いて下さい(適当)

さて、新作がどのタイミングで脳内に発生したのか……というと、実はこの記事(リンクあり)にあるように、デビュー後~賢勇者企画発足の間、つまり「初めて草案を出した時」です。
せっかくなので引用してみましょうか。


ただ、却下された理由は当然訊きました。
すると、「今、暗い作品はウケが悪いからNG」とのことでした。
私は草案を出すにあたって、10作品分作ったのですが、自分がやりたいと思っている作品は露骨にページを割き、しかしそれらはオール暗い作品だったのです。


そう!!!!!!!!!!!!!!

この草案10作品分の中の一番露骨にページを割いた作品が今回出ることになる『魔塔』だったんすね!!!!!!!!!!!!!(壮大な伏線回収)


ああクソッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!

暗い作品やりてえ!!!!!!!!!!!!!!!!

寿司屋ァ!!!!! アァン!!!!!!!(ろれつが回らない)

お前らマジでブッ●すからな!!!!!!!!!(●の中に好きな愛を代入)


……という殺意が一生己の中に燻ったままでした(超反骨)
それは当然、賢勇者という作品の一巻を作っている時でも一切変わらず、この時に経験したスランプっぽいなにかも相まって、「自分はどうして書けもしないジャンルで苦しみ、書きたいジャンルに手を出せないのか」と、殺意は日増しに大きくなっていました。
その辺りの発露方法やら顛末は当該記事を読めば分かることなので再度は言いませんが……。

ただ、却下されたという事実は覆りません。
私よりも遥かに長くこの業界に身を置く担当編集二人が「駄目だ」というNOをきっぱり突き付けたわけで、そしてそこに明確な理由もあります。
ここで駄々を捏ねるようでは、一般的な社畜の目から見ても、一匹の人間のような生き物の目から見ても、「クソめんどくせえなコイツ」となるでしょうから。
そして担当編集に嫌われた作家の末路など(ネット上の眉唾記事しか知らないですけど)知れている……!!
まだもうちょっとぼくはKAD●KAWAのカネで自著を出版したい……!!(欲望)



諦めるしかない――



書きたいものだけを書いて、それで勝手に自己満足して終わって良いのは、商業的なプロではない。
最早自分は商業デビューしたプロ作家なのである。
己の欲に踏ん切りをつけて、その上でやるべきことをやることが、己に求められる能力なのだ。
これはむしろ、試されているのではないか。
己を殺し、求められるものを提出するという、プロとして必要な能力が果たして自分に備わっているのかを、彼らは見ているのだ、と。
ああ、と私は嘆息しました。
そうだ。それが、プロになったという、こと……なんだ。







ぼく「趣味で全部書いちゃえ^ー^」







プロになった自覚とかねーっすわwwwwwwwwwwwww(超絶反骨)
……っていうと波風が立つのでアレですが、それはともかくとして別に創作すること自体はプロとか関係なく自由でしょ!? という、現在においても全く消えないクソワナビ精神が爆発しました。
書きたかったら書く! 別に出版とかそういうのは一旦無視!!
非常にシンプルですね。大丈夫か?(自問)

というわけで、賢勇者一巻の初稿が上がってから直しに入るまでの間(担当絵師さんの決定なども含めて難航したので結構長かった)に暇だったので、『魔塔』のプロトタイプを全編書き上げました♡
これが大体二年前ぐらいの話ですね。2018年2月くらい? だったと思います。もうそんな前なのか(驚愕)

で、個人的には書き上げた時点で自己採点高めだったのもあり、その『魔塔』プロトタイプを担当二人へ突如として叩き付けることにしました。


ぼく「おもれーから読んで!!!!!!!!!!!!!!」

担当二人(ガン無視)



っていうオチでしたけど!!!!!!!!!(当たり前)

二人の目線からすると、何の脈絡もなく却下した草案の長編をある日突然完成させて送り付けてくるという真似をした腐れ新人作家とか、恐怖以外の何者でもないように思えますね……。
こっわ……。誰やそいつ(自己認識崩壊)


(中略)


~ある日のこと~

担「そういえばあの塔とかいうの面白かったよ」

ぼく「塔……?(忘れている)」


という感じで、果たして『魔塔』に対する愛着があるのかないのか分からないですが、自分が忘れた頃合いで再びこの話が出てくることになりました。
これは今年の話になります。賢勇者二巻が出た後ぐらいだったかな……。

元々、私は賢勇者を二冊も書いて精神が摩耗しており、「次は真面目な作品を書かせてくれ」と担当にお願いしていました。
その中で「そういえば~」となったのだと思います。
そら二年前のことなんて忘れてるでしょう(鳥頭)
むしろ二人が塔のことを覚えていた(読んでいた)ことが驚きでした。
じゃあ最初から感想とか言ってくれればいいのに……。
まあいいや結果オーライ! 二人のことが好きだよ♡(掌ドリルクロー)

なので賢勇者二巻の後は完全新作=『魔塔』をやる、ということにあれよあれよと決定し、プロトタイプを直していく作業に入りました。
賢勇者三巻と完全新作が割と早い段階で出る、という流れになっているのは元々の原稿が存在しているというのが理由ですね。
(同時に告知出来たのもそのため)
つまり私という作家は今人生で一番刊行ペースが詰まっている状態、というわけです。このペースで(自答)


さて、以上こんな訳のわからない流れで『魔塔』が出る(はず)なので、同時に賢勇者のこともお話しておきましょうか……。





写真 2020-08-08 15 46 26


冬ぐらいに賢勇者三巻も出ます!!!!!!!!!!!!!!!

死ぬほどアバウトですが、上述の通り進行自体は(魔塔の方が)スムーズだったので、賢勇者三巻に早い段階で注力出来ました。
まあ初稿はまだ未完成なんですけど、夏が終わるまでに完成させれば、恐らくは冬のどこか(12月~3月)で刊行に到れるかな……と考えています。

こんな宣伝は本来信用ならない方法なので、多分公式側としてやっちゃ駄目なのですが、ツイート画像にあるように賢勇者はそういう作風なのでもうええわ言ったれ!!
……みたいな感じで公式・私と告知するに至りました(無茶苦茶)
あ、初稿の完成自体はそのうち出来るんじゃないですか? 知らんけど

内容的には三度目の打ち切り最終巻ということで、己の技量や考えたネタを結集させた集大成……みたいになると思います。
仮に四巻が出る(ガチで出ない)としても、間違いなく三巻が一番面白かったと言える内容になるでしょうし、一巻と二巻で上がったハードルを死ぬ気で越えようと今もまだ苦心しています。
果たしてどんな変態が出るのか? どんなネタが飛び出すのか?
何故読者の想像を必死で超えなければならないのか!?
おれはそこまでしなきゃ駄目なのか!?(だめ)

……という、ダラダラとシリーズを続けさせてくれればこんなことにはならないのですが、まあ昨今の出版不況及び本作の売上的にはこういうやり方になるのも致し方ないのですね……。いや後者が全てなんですけどね(悲)

とりあえず本当の本当に最終巻なので、これまでお付き合い頂いた読者の皆様のご期待には必ず沿えられるものを作ります。
少なくとも一冊通して一回、ないしは二回は声を出して笑えるような内容に仕上げます。
シリアスやバトル、ラブコメ展開? んなもん一切ナシ! 初志貫徹ってことでギャグオンリーの三冊目!!

なのでそれまでに出来れば口コミやらSNSで「賢勇者って面白いよ^ー^」みたいな感じで宣伝して頂ければ幸いです!

あ、心配される方がいるかは分かりませんが、KAD●KAWAや電撃●庫への殺意と憎悪と毒気も一切手加減せずに作っているので、その辺がしぼんでいるのではないか? と思った方はご安心下さい(狂犬)



というわけで長くなりましたが、10月に出る『魔塔』及び冬のどっかに出る『賢勇者三巻』ともども、よろしくお願いします!!!!!

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