生き賭け3
皆様GWいかがお過ごしでしょうか?
私は不本意ながら4月の中旬よりGWをいただいているので特にこれといってやることがありません。
起きてPC触って気が向いたら飯食って寝て起きての繰り返しです。
コロナ離婚、コロナ妊娠等色々言われていますが政府にコロナ廃人も認知していただければと思います。
前回の続きーーーー
先輩にパチスロを教わり勝利することが出来たつぅ少年、その後先輩と仕事終わりにパチンコ屋に行く事が習慣となった。
通っているうちに打ち方も覚えビタハズシも出来るようになった。
その日も先輩と一緒に大花火を打っていると先輩以外の人から不意に声をかけられた。
「お!兄ちゃん!今日はどうや?前はちゃんと出たか?」
初めて来た時に台を譲ってくれたチンピラ風のおじさんだった。
「この前はありがとうございます、2万くらい勝てました。」
当時中学生でチンピラ風のいかついおじさんに免疫がなくまた小声で答えた。
「なぁんや兄ちゃん!前もやけど若いのに元気ないやんけ!ちょっとコーヒーでも買うたるから着いてこい!!」
先輩に目配せするとニヤっとまた悪そうな笑顔でこちらを見ていた。
先輩も席を立ち「いただきまーす!」と一緒に着いて来てくれることに。
おじさんにブラックでいいかと聞かれる。
まだコーヒーを美味しいと思った事が無かったがジュースを頼むのは違うんだろうなと思い少し背伸びをして「微糖で」と答えた。
「ほら」と渡されお礼を言い微糖のコーヒーを飲む。苦い。
先輩とおじさんが話していた。
「イベント狙いで他の店に最近行っていたが全然よくなかった」
「近くの店で早掛けの設定打ち変えイベントを機種をローテーションさせて毎日している」
こんな内容だった。
僕「早掛けの設定打ち変え?」
よくわからずに聞いてみた。
先輩「あーつぅはそういうイベントまだ知らんよな、朝一みんなで用意ドンでスタートして店が指定した大当たりの回数を一番最初に引いたやつがその日一日設定6を打てんねん!」
おじさん「なんや兄ちゃんまだスロットやり始めか!目押しは出来るんか?まだだいぶ若いよな?今いくつやねん?」
「13です、目押しは最近なんとか出来るようになってきました。」
やはり少し小声で答えた。
おじさん「なんや!13ってお前まだ中学生やんけ?なにこんなとこ出入りしとんねん!作業着着てるから高校生くらいかと思ってたわ!」
おじさんは笑いながら肩を組んできた、いきなりで驚きはしたがこれがこの人の距離感なんだろう。
先輩「職場にバイトに来てる子で給料入ったから俺が連れて来たんです、すぐにビタも出来るようになったしこいつそこそこ上手いですよ!まだ大花しか教えてないですけど!」
そうかとおじさんは頷いた。とっさに閃いたように組んでいた肩を解いて聞いてきた。
おじさん「ほんなら土曜日がさっき言うてた早掛けイベントの機種が大花やから兄ちゃんきたらどうや?学生やったら土曜日来れるやろ?」
「えーはい、隔週土曜は学校も休みなんでバイト無ければ行けます」
おじさん「ほんなら次の土曜にA店に朝から並んでくるんやぞ!勝負やな!」
大きく笑いながらおじさんはそう言い、僕も笑顔でうなずいた。
先輩と僕はおじさんにコーヒーのお礼を言い席に戻った。
おじさんの勢いもあったが初めて朝からパチンコ屋に並ぶ約束をしてしまった。
そしてこの時は設定を意識せずにパチスロ打っていたので打ち変えの凄さをあまり理解していなかった。
このおじさんとの出会いで更にスロの世界にはまっていくのであった。
って事で今回ほとんどパチスロ打っておりませんw
おじさんとの出会いとイベントに参加するまでの流れでございました。
でもこの出会い大事なんです、なのでここはしっかり書かせてもらいました。
次回イベント初参加、果たして勝てるのか?吊って!
※注:一応説明しておきます、時代背景的に20年くらい前の話でこの当時はパチンコ店側に言われなければ18歳未満でも全然平気で入れました。
なので中学生で入れるのか?とかそういうツッコミは野暮なのでやめてくださいw
それとバイトも親戚の会社でお手伝いみたいな感じでしていたのでそういう環境がたまたま自分にあったというだけなのでここもつっつかないでくださいね!w
では、今回も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
(m´・ω・`)m
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