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 ムクドリがまちにやってくるのは、秋です。ということは今シーズンはそろそろ終わりなのですが、ムクドリの糞に悩まされている方から、昨年以来、対応を依頼されておりました。市の対応が遺憾ながら不十分でしたので、来年度のムクドリ襲来に備えて、各自治体の状況を調べ、対応を練っていました。

(住宅地のムクドリ、実を食べている)
 市内の住宅地には、ムクドリが上の電線にとまり、糞を宅地内や前の道路に大量に落として、困っていらっしゃる方が少なくありません。門や玄関前スペース、自動車や自転車にたくさんの糞が落ちてきています。家の前の道路の上の糞も、小さいお子さんが道路で遊ぶ場合、衛生上、危険になります。
 実は私の家の前、ヤオコー駒林店の反対側、薬局あたりの電線にもムクドリが来ていて、私の家の前も白い糞だらけでした。答えは簡単で、薬局の前には実(赤い)がなる木があり、その実を食べたムクドリでその近所で糞をするということです。
 上に書いた「市内の(ある)住宅地」も、近くの公園に、実(赤い)がなる木があり、その実を食べたムクドリでその近所で糞をするということでした。
 下の二枚の写真、上が公園の木の下の赤い実を写したものです。下が近所の家の前に落ちていた赤い実です(写真の中央あたり)。




 結論として、被害者の方や自治会の方と相談し、公園の木にネットをかけてもらうよう、市に依頼しました。効果は100%かどうかはわかりませんが、被害が少なくなればと思います。市の関係者のみなさま、ぜひ対応をお願いします。仮に、効果が不十分な場合、検証し、また対策を考えたいと思います。

(上福岡駅サンロード、寝床として集まっている)
 一方、上福岡駅東口のサンロードに集まるムクドリは寝床として集まっており、上の例(寝床ではなく、実を食べに来ている)とは、状況が違います。市は、この冬、木の剪定を行うようです。寝床として集まるムクドリの他の自治体の対策については、以下の記事が詳しくお勧めです。

 文中に出てくる江戸川区が導入した、特殊波動という不規則なパルス音を発生させる装置は、ビーマックス(Bmax、京都市西京区大枝北沓掛町5-25-6
(075)204-9325)という会社が扱っています。越谷市、富士見市、志木市などが利用しています。ふじみ野駅西口のものがそうですね。
 さいたま市が、新都心などのケヤキに設置している機器は、エイカー
(滋賀県草津市岡本町228-1、077-516-2131)という会社のもので、浜松市や姫路市が利用しています。
  上福岡駅東口の対策で、ふじみ野市が、これらの機器を導入する意向は確認できていません。費用の問題もあるようです。さいたま市は、剪定する木を増やしながら、逐年、対策を広げていっているようです。景観や植栽とのバランスを取りながら行っているようです。政令指定都市や中核市の施策には優れたものが多く、虚心に学ぶ姿勢が必要と考えます。

 市の方には、他人事と思わず、「困っている人の問題をどう解決しようか」を出発点にして、「困っている人の問題をどう解決したか」を終着点に、考えてほしい。と伝えました。市の方も私も、一歩一歩、共に「いいまち」に向けて歩んでいけたら、とても嬉しく思います。


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