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赤穂市のひきこもり支援策を視察させていただきました。

 兵庫県赤穂市を訪問し、ひきこもりの方への支援策を視察させていただきました。ご対応いただきました社会福祉課、西川浩司副議長、議会事務局、社会福祉協議会のみなさま、誠にありがとうございました。
 赤穂市では、ひきこもりの方の居場所として「みんなのいえ」を令和2年7月に開設、利用者の方は、調理、折り紙、農作業などを行われています。みんなのいえは、社会福祉協議会への委託事業として実施されています。三か月に一度、みんなのいえカフェを開催、カフェやお菓子作りに興味を持っている利用者が接客を行っています。
 


 みんなのいえは、「家族の方の集い」の場所にもなっています。ご家族の方が当事者に与える影響は大きいと思います。こうした取り組みは、担当の方々が、多くの意見や要望に寄り添うなかで生まれてきたものと思います。

 またひきこもりに関する啓発活動として、講座、フォーラムを行っています。これらのフォーラムでは、専門家の方や支援関係の方のみならず、当事者の方やその親御さんが体験談や課題を話されています。
 

 また、市の相談窓口、担当部署などが中心になり、商店街の清掃活動、駐車場の草刈り、農福連携など、市役所の担当部署を越えて、さまざまな方々と交流する活動を行われています。どうしても福祉関係の枠に入ってしまいそうな活動ですが、かなりオープンですね。
 社会参加の一歩になる活動とのことで、地域の方々とのおしゃべりなど、当事者の方にとっては、うれしい体験になっているようですね。
 赤穂市のひきこもりの方支援事業は、始めれてまだ数年ですが、みんなのいえの利用者だった方が既に何人も就職されているとのことで、おそらくソフト面でのご支援も、当事者や家族の方に適したものだと推察されます。
 こうした取り組みは、ぜひ、ふじみ野市や他地域でも参考になると思いますので、お知らせや働きかけを進めていきたいと思います。


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