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6月議会で人口について質問した際、市役所から、ふじみ野市の令和2(2020)年の合計特殊出生率が1.34であったと答弁がありました。 ふじみ野市の人口推定は、令和12年にかけて、希望出生率が1.8に到達するとの条件で計算されていますので、推定(「ふじみ野市将来構想 from 2018 to 2030」基本構想)と現実のかい離が目立ちます。
 この1.34という数字ですが、埼玉県の平均1.27、全国の平均1.33を上回っております。                                                                               
   令和元(2019)年は県が1.27、全国が1.36でした。ふじみ野市はなんと1.11でした。平成30(2018)年は、県が1.34,全国が1.42、ふじみ野市は1.31でした。                                             

  下の表をみてみてください。令和2年の出生率を近隣18自治体でみてみると、ふじみ野市は、三芳町と並んで5位。これまでの子育て政策の効果の表れでしょうか。ただ、東上線沿線では、朝霞市、志木市、川越市が、ふじみ野市を上回っており、東上線沿線が好まれるという地理的要因もあるのかもしれません。      

 注目したのは、所沢市です。数年前には人口減少が始まったこともあり、人気がなくなったとの評価が、都市批評のマスコミなどでされていましたが、令和2年の出生率は、なんと1.48。コロナ禍もあるのかもしれませんが、産み育てるまちとして、あらためて評価されているのかもしれません。子育て政策については、こうした高い出生率の近隣都市を参考にしなければなりませんね。

ちなみに県内トップは滑川町の1.75、さいたま市西区は1.57でした。

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