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 ふじみ野市議会の3月議会で、一般質問を行いました(3月8日)。まず、第一に「入所保留児童ゼロを目指した施策」についてです。
 保育園に入所希望を提出しても、入所できない児童を「入所保留児童」と呼びます。よく待機児童のことが報じられますが、待機児童と入所保留児童の違いは、「住まいサーフィン編集部」の以下の記事をご参照ください
https://www.sumai-surfin.com/columns/mansion-knowledge/hoiku-hold

 待機児童とは、行政側がつけた定義であり、親御さんから見れば、「えつ?」っていうくくりかもしれませんね。
 保育園はあくまで福祉であり、小学校などの教育機関ではないため、優先順位があったりするのです。優先順位はわかるとしても(としても)、できるだけお子さんには入所していただいて、と考えますが、実態はどうなのでしょうか?

以下、議会での私の質問です。
私:2月は、入園申込をした保育園の内定結果が届く時期です。私も先月お会いしたお母さまから、「一歳児なんですけど、保育園おちたんです。何とかならないでしょうか」との声をいただきました。
 市によると、本年2月の時点で、入所保留児童数は全部で132人。特に競争率が高い1歳児については79人。空き数は0でした。他方、子育て支援に力を入れている明石市、流山市、豊島区、朝霞市について2月9日時点で調べたところ、一歳児についてまだ空きがある状況でした。「子育てするならふじみ野市」、保育園もウェルカムでお願いします。子育てと働くことが普通にできるまちには、何が必要なのでしょうか。「入所保留児童」ゼロを目指した本市の取組についてうかがいます。

市の回答
○入所保留児童の主な状況は、①令和5年4月1日以降も、保護者が育児休業中である、または、同日以降、育児休業延長のために必要な「入所保留通知書」を得るために、希望施設数を減らすなどして申し込みをした方が49.6%、②保護者が求職中、いわゆるまだ働いていない方が11.4%、③認可外保育施設や職場内保育施設、幼稚園等を既に利用(予定)しえいる方が25.8%となっている。
○保留となった方からの相談に対しては、希望施設数を増やすことや、きょうだいの入所パターンの変更を促すなどして、入所できる可能性が少しでも高くなるようなアドバイスをさせていただいており、昨年の場合、二次選考後には、入所保留児童数が24%減少している。

 私のほうからは、働きたい、かつ、保育園を利用したいという親御さんの思いがかなうような仕組みづくりをお願いしました。また、認可外施設に通う場合の利用料金と認可施設のそれとの差額の補助を求めました。差額の補助については、企業主導型の認可外施設の場合は、認可施設との料金差は一万~二万円の間(月額)とのことですが、一年でみると、大きな額になりますので、ぜひ、子どもの保育に負担の差が生じないよう求めていきたいと思います。

 なお、3月になって、市が公表した二次選考後の入所保留児童数は、総数で一次選考時と比べて、132人が111人と16%減でした。一歳児は、79人が69人となっており、12.7%減でした。残念?ながら、一次選考と二次選考を比較した、入所保留児童の減少率は、昨年の三分の二(24%⇒16%)という結果となっています。

 上の市の回答ですと、約半数の親御さんが、「育児休業のために入所保留となるようにしている」とのことですが、それでも、その他半数は、そうではないということになります。私は、そうした働く、働こうとしている親御さんを応援したい、そう思っています。写真は、流山市HPより。
「母になるなら、、、、」
 お母さんや女性を応援するまち、そうしたまちが、私は、いいまちだ、と思っています。
 
 


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