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12月12日月曜日、ふじみ野市議会で、多子世帯への支援について以下のとおり、質問しました。
 児童手当法が改正され、本年10月より、年収960万未満の養育者においては、第3子以降に対する児童手当が引き上げられました。第3子をお持ちのご家庭への経済的支援を強化したものと認識しています。また、自治体レベルでも、練馬区などでは、第3子出産に対する出産お祝い金制度を設けています。多子世帯への支援について、どのような施策が重要と認識されているか。また拡充策についてうかがいます。

 市の回答は要旨以下のとおりです。
○ 経済的負担の軽減に資する支援策としてお答えします。
 保育所の保育料については、児童が3人以上いる場合、3人目以降の保育料は全額免除としています。3人すべての児童が保育所に在籍している場合、2人目保育料が半額免除になります。
○ 保育所は小学校就学前から数えて3人目以降の児童、幼稚園は小学校3年生以下から数えて3人目以降の児童を全額免除としています。
○ 放課後児童クラブの保育料については、2人以上の児童が入室となる世帯に対して、2人目以降の児童の保育料を半額免除としています。
○ 児童センターで実施しているファミリーサポートセンター事業において複数の子どもの預かりや送迎などを利用した場合、2人目からの利用料を半額にしています。
○ 幼児2人以上を要している家庭向けに、チャイルドシートを装備した電動アシスト付き3人乗り自転車を月1500円で貸出しています。
○ 多胎児を育てる家庭に対し、育児の支援を行うヘルパーを派遣しています(無料)。

これを受けて、以下のとおり意見を述べ、再質問をしました。

 多子世帯への様々な支援策、高く評価いたします。主に、保育、預かりなどのサービスについてご回答いただきました。他方、教育費・生活費は、中学・高校・大学と年齢が上がるとともに、向上し、家計を圧迫する現状があると考えます。こうした教育費・生活費は、多子世帯でとくに深刻化するもので、こうした子どもの年齢があがった多子世帯への支援策について、お考えをうかがいます。

市の回答は以下のとおりです。
○ 年齢があがった世帯に対して、本市の事業のほか、国や県の事業を周知していきます。

再質問で述べた、年齢が上がった多子世帯については、所得が一定以上ある世帯でも、支出が増大し、家計に深刻な影響を与えるケースがあります。児童手当も中学生までで、高校生にはありません。「保育料は2人目以降は無料」というサービスはあっても「教育費は2人目以降は無料」というサービスはありません。子どもの数、実際の支出に応じた支援策が必要と考えます。


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