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信じてはいけないDALL-E3の使い方

今回は少し軽めのお話でいきたいと思います。
ゆる〜く読んで下さいね

DALL-E3は素晴らしいのですが、画素生成してみて、いかにも出来たような顔をしながら、実際出来ていない事が多々あります。
うっかり信じてしまいそうになる…そんな事例を紹介してみたいと思います。

背景の透過画像

多分試された方は多いと思います。画像を生成する際、キャラクターの背景が透明になっていたら…他の背景とキャラクターを重ね合わせられるので…非常に便利ですよね!
という事で、やってみました。

おぉ!なんか良い感じに背景が透過されているっぽいです!
…で、背景と重ね合わせてみると…

「背景が透けていない!!」

これ、実は白と灰色の模様で、透過画像っぽい背景にしてるだけですね。
これは騙されますね!

よく見ると透過部分の模様がズレているところが、騙しきれてない感じで…面白いです。

ならば、背景の色が単色になるよう指示して、そこだけ透過させれば、うまくいくかというと…

はい、背景以外も、透過されますね!

ならば、背景は緑単色で、それ以外には緑色を使うなと指示すると…

…いや、そうじゃなくて…

…というように、試した感じ、DALL-E3だけでキャラクターだけ抜き出すのは無理っぽいですね。
さくっと諦めて、別途キャラクターのみを抜き出すようなツールを使いましょう!

ステレオグラム

右の目で右の絵を、左の目で左の絵を見ること(平行法)により、絵が立体として浮き出てみえるヤツですね!
DALL-E3で立体映像が簡単に生成できるなら凄く楽しそうです。
やってみましょう!

おぉ!なんかそれっぽい画像が生成されましたね!
実際に見てみてもキャラクターが浮き上がって見えます。なんか上手くいったっぽく見えますが…本当にそうでしょうか?
画像を重ねてみましょう。

人物は完全に一致しました。背景は見る角度が違う?のか少しズレているように感じますね。先程は気付かなかったのですが、境界線が変になっています。
これだけ見ると、DALL-E3が3次元を理解しているのか?…イマイチよく分からないですね!
では、3Dを感じさせる単純な立体となる「サイコロ」を使って試してみましょう。

パッと見、出来ているように見えますが…少し見ると明らかに目の数が違いますね。そもそもサイコロの配置も違います。2枚の画像の境界線も変です。これでは立体に見えません。

このことより、「DALL-E3ではステレオグラムは作成出来ない」という結論で良いかと思います。

ペーパークラフト

DALL-E3でペーパークラフトの展開図を描いてもらい、印刷してチョキチョキ紙を切って組み立てたら…立体になる!なんて、出来たら楽しいですよね。
やってみましょう!まずは猫ですね!

なんか、それっぽい感じで出来てますが…絶対組み立てても猫にならないですよね…
そもそも、組み立てられるかすら怪しいです。

いきなり猫は難しすぎたかもしれません。
車あたりで試してみましょう!

「…これ、絶対立体にならないヤツです!」

そもそも、サイコロですらこんな感じです。

無理ですね。諦めましょう。

以上のように、出来そう…と考えても出来ない事があります。また、その逆で、出来ないと思った事が出来たりもします。

このあたりの感覚は沢山試してみないと分からないので、ぜひ皆さん、沢山試してDALL-E3と仲良くなりましょう!

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