お姉ちゃんだから
自分には3学年下に妹がいる。
中学生くらいまではそれなりに仲は良かったが、現在は没交渉である。お互いに必要以上には関わらず、実家で会っても全く会話はない。
ちなみにこの妹、名前を呼んでもガン無視するが、用がある時と「おやつ」「ご飯」には反応するので実は猫なんじゃないかと思っている。(実家の親は妹を「にゃんこ」「お猫様」と密かに呼んでいる)
両親が共働きのため、自分と妹は同居の父方祖父母に預けられていた。
祖母はことあるごとに「お姉ちゃんだから譲ってあげなさい」と妹が欲しがるたびに自分が親に買ってもらった塗り絵や折り紙、お菓子を無断で妹に渡していた。
今思えばとんだババアである。教育には非常によろしくない。
(なお、現在もクソババアである。実子に「関わりたくない(父)」「うちのお母さんがいつもごめん(伯母)」と言われ、孫が誰も寄り付かず友人が皆無という時点で推して知るべし)
さすがに幼少時の自分も抗議するものの、「お姉ちゃんでしょ!」と抓られた記憶がある。
これに対して父は勿論キレたが、相手はクソババアである。「長女なら当たり前」と持論を曲げることはなかった。
結果「お姉ちゃんのものは自分のもの」と思ったらしい妹は、自分が食べている最中のおやつを横から齧り付いて「アンタお姉ちゃんのものとるんじゃない!!!!」と母に叱られ、「お姉ちゃんのものを勝手に使うな!!許可を取れ!!」と躾直されていた。
当時の両親、大変だっただろうなーと今更ながら思う。
が、クソババアはクソババアだった。
「お姉ちゃんだから」を大義名分に自分と妹の扱いに差をつけており、妹には高価なものも買い与えていた。
親を差し置いて祖父母が何かすると大体ろくな事にはならない例である。
我慢の限界というかストレスが天元突破した当時小4の自分、姉妹喧嘩でとうとうナイフを持ち出し妹を切りつけようと振り上げた時に母に見つかった。
どう見ても児相案件です本当に(略)
当然母にこっぴどく叱られたものの、親はこれはまずいと思ったらしい。その後祖母が必要以上に妹に買い与えることはなかった。
「お姉ちゃんだから」ってホント救われねぇ言葉だわ。