見出し画像

10ヶ月健診の話

先日我が家の幼獣は10ヶ月健診を受けた。
ついでに入園前健診も。

内容は身長体重頭囲胸囲の計測と、小児科医による発達の確認、診察である。

最近の幼獣は、自宅の風呂以外で服を脱がされるとマジギレあそばせる。「なんでおれのふくをぬがすんだ!」と言わんばかりのキレっぷり。大号泣。大轟音の咆哮である。

そら知らん場所でパンイチにされりゃ怒るのは致し方あるまいが、流石にいきなり脱がすのも申し訳ないので毎回その都度「体重測るから服を脱ぐ」と伝えてはいる。通じないのでこればかりは根気よく言っていくしかあるまい。

マジギレあそばせる幼獣を意に介さず「はいはい遺憾の意遺憾の意」となだめつつちゃっちゃと計測終了。

10ヶ月児だが大きさ的には1歳児のサイズである。
この図体故に子育てサロンで出会うママさん達が10ヶ月児と聞いて「えっ…」という表情をするわけだ。しかし図体はデカイが中身はまだ赤ちゃんである。デカイけど。

さて、そんな幼獣だがちょっと気になることがあった。

運動発達遅くね…?個体差…?


そう、10ヶ月になってもハイハイもつかまり立ちもしないのだ。尺取り虫走法で結構俊敏なずり這いはするのだが、未だに手と膝をついたハイハイをする気配もないし、つかまり立ちもしない。なのでうつ伏せ状態からの自力での座位への以降もできない。座位保持自体は安定して可能。体を前に倒した状態から自力で立ち直ることはできる。

ちなみに座位自体も7ヶ月健診の時点では不十分だった。

ついでにバイバイもしないし、拍手もしない。何故か足の裏でパチパチしている。

常日頃から「この幼獣、図体の割に色々遅れがちなのか…?」と思っていたのだが、実母情報によるとどうやら自分も妹も運動発達が特段早い方ではなかったという。
更に当時の自分は能力的には二足歩行可能であっても二足歩行に対するやる気は全くなかったらしい。対する妹はやる気マンマンで自主トレに励むも体の発達はやる気に追いつかず、両者とも歩行開始は1歳4〜5ヶ月だったらしい。ちなみにトイトレもこんな感じだという。

個体差の極みのような話である。

そんなわけでまあうちの幼獣も運動発達は遅めだろうと考えていたが、親としては気になるところではあるので健診時に聞いてみた。
「それはちょっと念入りに確認してみましょ」という気のいいおっちゃん先生は、パンイチで鬼瓦の如き表情で抗議の雄叫びをあげ続ける幼獣の姿勢反射等を確認した後こう言った。

「お母さん、この子の運動発達ね、早い遅い気にしなくていいわ。反射も出るし、足の力もすごく強い」
「と、なると?」
「あとは本人のやる気だねえ」


やる気ー!!!!!!!


あれ、なんかこんな話聞いたことがあるぞ…?
在りし日の二足歩行する気ゼロの母ではないか。
そんなところ似る?ムラッ気強いの?

というか、やる気というよりも必要性を感じてないからやらないのではないかという気もしている。

そんなわけでまあそのうちするでしょという結論に至った。
ちなみにめちゃくちゃ健康優良児である。ヘマンジオルシロップ内服中だけど。

保育園入園後の運動発達に期待しよう。