心の一部分をあの日に残して

3.11の記事を読む。
被災した方々のことを思う。

あの日あの時間まであったささやかな大切なものを自分の記憶と一緒に置いて鍵をかけて大切な箱にしまうんだけどね、時々愛おしくその中の記憶を見る感じ。
けれども気持ちがその部分まで進むまでにいろいろあったと思う。

今遊んでるゲームのリロード画面を見て思ったのは、あの頃の時間リロード出来たらどんな風になっただろう?

「もしも= if」は生きていく中で何度かあったけどなるべく考えないようにしていた。
詮無いことだし、あの頃の自分は考え方や行動が今より未熟だったと自覚あるから。

時間は進む。
それでも「あの時」に残して来た大切な人と自分の時間を重ねる人も少なくないだろう。

災害に限らず、事故や事件や病気の別れや戦災の記憶はそこに心の一部分を残して来た分記憶が鮮明だったりする。
縋るのとちがう。
救いだったり、縁(よすが)だったり。
そんな過去に置いてきた心の一部分にさよならする。また思い出す日のために。

次に再会した時に久しぶり、元気?と言えるだろうか?
今はまだ言えない。


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