初めて占いに行った話

※2015年5月、shortnoteに記載したものを加筆修正してます。

その昔、年齢=彼氏いない歴のこじらせていた女へなちょこは友人の誘いで当時八坂神社近くでよく当たるという有名な占い師さんに診てもらうことになった。

秋とはいえ、夜になると盆地だから急に気温が下がる京都。
待ち時間が1時間近く、やっとこさ友人を診てからようやく私の番。

易学と主に手相を診るおばさん占い師は歯に絹着せぬ物言いで有名らしくきつく言われて泣き出すお客さんもいるそうで。
お金払って診てもらってもダメ出しの嵐だったりぞんざいな扱いを聞いていたのでサービス業に従事する身としては
『金払ってまでヒドい言動言われるのか…マゾじゃねーか』
とか、ネタか?と自分自身にツッコミを入れていた。

で、その怒ったりぞんざいな口調の占い師おばさん。
私の手を診るなり笑いを堪えて喋るので複雑な顔をして話していたのを未だ思い出す。

「次のひとっ!!さあ、時間がないから早くしてちょうだい!」
で、私の手をぐいっと引っ張るとおもむろに手相を見出した。

開口一番、ブハッと笑い出す占い師おばさん、

「あなたの結婚線…ブハッ…ちょっと、アナタッッ!!オカマと結婚するわよ」

もう笑いが止まらないらしく喋りながら声が震える占い師おばさん、周りもクスクスと波立つように笑いがおきた。
占いの相談持ちかける以前に結果を言われるというなんともモヤッとした感じで、それでも怯まずに
「あのー、今日は仕事と全体の運を聞きに…」と言うと、話を遮るように

「あー、仕事も人生でも変な人が絡んでくるね、もうそれは死ぬまで変わんないわ!それをわかった上で人生に役立てるといいわっ」

実際、変な人は今までにもいろいろいたし、香ばしさを通り越しむしろ焦げ臭い人もいたので

「絡まれたくありません」
と言うと

「あ、無理、アナタ常夜灯だから」

ここで友人爆笑。
当時も職場の不思議ちゃんに絡まれてるのを知っていたから。ってか、変な人って蛾扱いかっっwww

納得したようなしないようなモヤリ具合で料金を払いその後私を励ます会と言う名の飲み会が始まった。

確かにね、夫は乙女っぽかったよ。オカマっていうのは間違いだったけどさ。そして占い師おばさんのいうことがこちらは生年月日すら言ってないのにズバズバ言い当てたのはむしろ感心した。

私に絡んだ変な人ですか?
ShortNoteでちょくちょく書いてますw
確かにネタには困らなかったわ…

占いのNote書いてる方がいらっしゃったので思い出し記念で。
その後何人か占い師さんに占ってもらいましたが、ほぼほぼ同じ結果だったのが笑ったのと今更ながら【あのおばさんスゲー!!】です。

あの占いのおばさんには、私の手はきっとこんな風に見えていたに違いない。


#変人ホイホイ

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