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君の名は「サブレ」

※2014年11月、shortnoteに記載

子供の頃に海外土産だと貰った可愛らしい紙包みに入った菊の花の抜き型のクッキー。
初めて食べたそのクッキーは今まで食べたどこクッキーよりもバターと粉の香りが甘くて、噛むとポリッとした歯切れの良い食感なんだけど口の中でそこからほろほろと崩れる、そんなクッキーだった。

バニラの甘い香りではない素材そのものの香り。もう

『何じゃこりゃーーーっっっ』

という脳天突き抜けるくらいの衝撃。

老若男女問わずさ、もうそんな衝撃な味ってね、どんな料理でもそうなんだけど、足がジタバタするの。

『へなちょこちゃん、これはね、【サブレ】って言うんだよ』
お土産を持ってきてくれた人が教えてくれた。
当時はサブレと言ったら【鳩サブレー】という超々有名なサブレーがあるんだけど、あちらはあちらでホットミルクと一緒に食べたくなるとっても美味しいサブレで、その菊型のサブレとは全く違うシロモノなのよ。

随分とそれから長いこと食べてなかったのが、20代半ばに同期の友人がフランスのお土産だと買って帰ってくれたのがそれだった。

これ!知ってる、めっちゃ美味しいんだけど、お店の名前も知らなかったの!
同僚に聞いたところポワラーヌというお店のパン屋さんで作っているサブレだったこと。

最近になってとても有名なお店だと知った。
輸入販売されていると知ってネットで調べたら…
結構すぐに売り切れる。
そして輸入ならではのお値段…

すぐに食べたい!
食べたいと思った時に食べたい。
探していたらネットで近い味を追求してるブログがありまして。
残念ながら、そのブログ主さん削除されたようなので覚書で。

※本来なら中力粉を使うのですが、フランスのお店で使われているものと少し違うということで。

【ボウルA】
☆粉類を全て振るって混ぜ、そこに1cm角に切ったバターをフォークなどで切るように混ぜていく。最終的に粉チーズの小さい塊くらいに。
終わったら室温で溶けやすくなるので冷蔵庫で冷やしながら作る。
・強力粉・薄力粉→各125g
・無塩バター→100g
・塩→ひとつまみ
(※有塩バターでも100gに塩分1.5グラム相当なので、有塩バターであれば塩は使わなくて良いです)
・BP→小さじ1と1/2

【ボウルB】
☆.混ぜ合わせて卵液のシロップを作る。
砂糖のザリッとした感触が減る程度の混ぜ方でオッケー。
・卵黄→1個分
・グラニュー糖→100g
・水→大さじ2

この【ボウルA】と【ボウルB】を混ぜて一つにまとまったら冷蔵庫で30分ひやす。
厚み5mm以下に伸ばして型抜きで抜いて180°cのオーブンで15〜18分焼きます。
※3〜5mmくらいがカリサクに仕上がります。

以下、そのレシピで作った感想。
我が家にはフードプロセッサーがあるので混ぜ込む作業がとても楽でした。

フードプロセッサーだと粉をふるいにかける必要なく混ぜるだけ。

粉を合わせる→適当に切ったバターを入れて攪拌→卵と砂糖と水を混ぜたシロップ液を合わせる。
これだけで生地ができる。計量から生地ができるまで30分もかからない。
生地を冷蔵庫で休ませてバターと水分が馴染んだらとにかく薄く延ばして型抜きをする。

今回はシロップの中にカボチャの裏ごしを60g入れたので全体に黄色いです。カボチャを入れる時はシナモンも1g入れると香りが良くなります。

カリッとポリッとが好み。

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