C102リコリコ本あとがき
コミックマーケット102(C102)一日目で、私の同人活動としてははじめて、二次創作でサークル参加し、リコリス・リコイル(リコリコ)の本を制作・頒布しました。
本誌の或る意味「本体」である「あとがき」を公開します。
20年以上前には百合作品が好きで、「コミック百合姫」やその前身であった「百合姉妹」を買ったり、「CCさくら」、特に知世ちゃん(大道寺知世)に萌え狂っていたり、あるいはコミケやコミティアで百合同人誌を買いまくったりしていたのですが、2007年頃?あたりを境にいつの間にか冷めてしまいました。
TVアニメなどからも遠ざかっていたのですが、そんな中で昨年夏に「リコリス・リコイル」(リコリコ)を見ようと思ったキッカケは絵柄が好みであったのと、あとはやはり何らかの直感が働いたのでしょうね。見始めたのはやや遅く、昨年の夏コミの後、2022年8月頃で、第8話まで放映された頃です。第1話の冒頭で千束から語られる設定と世界観はディストピア的であり今でも全く好きではないのですが、登場人物は敵側も含めてどのキャラクターもとても魅力的です。場を明るくしてくれる主人公千束は勿論とても魅力的なのですが、私は黒髪真面目系キャラが好きなので、お気に入りのキャラクターは最初からたきなでした。
リコリコの物語は、百合的にはとても「素直」な作りであると思います。たきな目線では最初の「この人不安です」という姿勢から、第3話で心を掴まれ、そして依存先を次第にDAから千束に移して行く、たきなのメンタルの芯の弱さがわかりやすいです。に対して千束は自分があってとにかくブレない芯の強さがあると思います。
EDアニメーションのたきなの私服姿がお気に入りです。普段は凜としているたきなですが、彼女にも自室でぐだっとする時間があるのだなと思わされます。「花の塔」の歌詞も好きで、「ヒロインアーカイブ」の記事にもありますがたきな目線の歌として解釈しています。
本書ではEDのアニメーションと、「花の塔」の歌詞等を元に、自分なりにイメージを膨らませてみました。
たきなの住まい・部屋については非常に情報は少なく、本編での登場は無く、ほぼ唯一の情報はEDアニメーションぐらいです。このほか公式スピンオフコメディ漫画「リコリス・リコイル・リコレクト」第4話に少しだけ登場しているので、このあたりを参考にイメージを膨らませました。このほか、足立監督へのインタビュー記事も参考にしています。
私は普段は「評論・情報(600)」ジャンルで活動しているのですが、今回C102でコミケの2日間申込が可能となったので、一日目の「アニメその他(500):リコリコ」で申し込んでみました。二次創作というのを書くのがほぼほぼ初めてなのですが、いざやってみると難しいですネ… 特に想像で創作するのが困難で、あくまでも原作や公式の情報の世界観に引っ張られてしまい、自分独自のイメージはあんまり付け加えられなかったように思えてしまいます。表紙イラストは自力で描きましたが、私は普段絵を描く方ではないので、私の画力ではリコリスの制服や喫茶リコリコの和装などといった複雑な衣装はは描けません… だからEDを主題にしたというのもありますが。
次回冬コミにこのジャンルで申込をするかは現時点では決めていませんが、好きな作品ですし、全くのアウェイのジャンルというのも楽しいのではないかなと思っていますので、出来れば次回は冬コミでお目に掛かれればと思っています。
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