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欽ちゃんとが〜まるちょばが「動きの笑い」でタッグを組む!

2メートル離れています。この4ヶ月ですっかりそんなことが気になる人になってしまいました。

笑いって「新しいと古い」ってあると思っていませんか?
笑いって”ズラす”。だから「今」があってそれを1秒後にずらしたものが笑いだから常に「今」を背負わないといけない宿命があるのです。だからいつも新しいしいつもすでに古い、ということもできます。
しかし「人が笑う」って実は純粋に人間の生理だから『科学』なんです。だから「人を笑わすことができる人」ってこの事を体で知っていて、それでそのように体が動く人(口も含めて)なんです。だからこれは才能でしかないし、それが自由にできる人は何人かの天才だけと言っていいんです。

ところがこの選ばれた天才だけじゃなく「一般の人」を見て笑ってしまうことがあります。例えば「ドッキリ」とか。本人は笑わせようと思っていないのだけれど見ている方は笑ってしまう。
これをステージやテレビでできないか?と考えて発見して開発したのが実は萩本欽一、欽ちゃんなんですね。それでテレビ界で前人未到の視聴率100%男になって、それ以降のバラエティ番組に大きな影響を与えました。
この「笑いの科学=方程式」を学んでフジテレビのバラエティディレクターたちは黄金期を作りましたし僕もそれを使って「電波少年」を作り、今の「イッテQ」の古立もその方程式を継承した男の一人です。

この笑いの方程式、笑いの奥義が明かされてしまうかもしれません。
79歳の欽ちゃんが自分が育った浅草軽演劇のテクニックを持った若者5人組を最後に育てたいと去年言い出して毎月1度ライブハウスでやってきましたが、これがこのコロナ禍で開催できなくなって3ヶ月。仕方なくZoomで公開オーディションをやりそれをYouTubeで配信してそのチケットをPeatixで販売することになりました。
https://kinchan-audition.peatix.com/

この公開オーディションには去年の年末から「動きの笑い」ということで共感した世界的パントマイマーのが〜まるちょば(HIRO−PON)も合流してくれて協力してくれることになりました。

実は昨日、この1年間のライブハウスに参加して育ってきた特待生6名(男4名女2名)とリハーサルをしました。欽ちゃんはゼロからもう一度リモート用のネタを自身が作り色々と試してみました。
師匠欽ちゃんとは長い付き合いですが、また感動してしまった事を告白しなくてはなりません。
足の裏に何かができてそれを友達に見てくれないか?というシーンを6人にやらせるのですがうまくできない! そしてお手本を自分でやってみせたのです。もう一度いいますと79歳です。その欽ちゃんがこの動きを笑いにするお手本を何度も何度もやって見せたのです。見ているこちらは大爆笑です。でも倒れそうになるギリギリまで行くから可笑しいのですがとても心配なのです。でも笑っちゃうのです。この動きに執念としか言えないものを感じました。
本来ならば79歳の欽ちゃんはそんなことができるはずがないのです。でも体が覚えている。笑いにする動きを寸分間違いなく体で再現できる。いや!してしまう。そのことに心の底から感動しました。

今まであまりはっきり言ったことがなかったのですが
バラエティ番組には「面白そうな事をやってるつもりでしかない番組」と「面白い番組」の二種類があります。比率は8:2くらいでしょうか?
お笑い芸人に「面白そうな事をやっているつもりの芸人」と「面白い芸人」の比率くらいですね。

その笑いの奥義がこの公開オーディションを見るとわかる人にはわかるはずです。正直に言えば今でもこの事をオープンで見せることに躊躇いがあります。ただ欽ちゃんが自分がやってきた軽演劇を継承するためにはできそうな人間をオーディションで選んで鍛えていくしかないので見せざるを得ないと思われます。本当の奥の奥の奥義は最後の最後に決定したオーディション合格者にのみ伝えられると思われますがその過程でポロポロと垣間見えるものがあると思わざるを得ないです。

このnoteをここまで読んでしまった人は幸運の一端を掴んだのだと思います。今日7月6日21時〜販売開始の参加チケットを手に入れてください。
実際の公開オーディションライブ開催は今週土曜日7月11日20時〜22時のオンラインイベントです。
https://kinchan-audition.peatix.com/

あ〜どうなってしまうのでしょう?


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