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受けるべきオーディションと受けなくていいオーディション

Niji Projectの存在をつい最近知った。日テレでもやっていたらしいですが、そのくらい会社に行かずにリモートワークしているということです。

ある友人がFBでえらく面白いと褒めていたので探したらhuluにあったので「これは日テレ関係あるな」とは思ったのですがよくわかっていません。
それで早送りで見ればいいかと見始めたのですが「これはちゃんと見ないと!」とすぐにわかってノーマルスピードで見始めました。まだ#2ですが「これはちゃんとしたオーディションだ!」つまり”受けるべきオーディション”だと解りました。
プロデューサーのJ・Y・Parkさんの作りたいものが彼にはっきり見えているということです。どんなガールズグループを作るのかが見えている。だから応募者のどんな才能、可能性を見つければいいか分かっている。だからオーディションの様子のシーンに一切無駄がないです。なんとなく踊っている子、一生懸命歌っている風な子のシーンがない。そしてこの子だと感じる過程のJ・Y・Parkさんの表情と質問が配置されている。
普通のオーディションシーンってもっとはるかに無駄があります。それは何を作ろうか、何に向かってオーディションしているかが曖昧だから。
もう一つ印象的だったのは彼が一人でオーディションをしているところ。
よくコントでオーディションをしているシーンがありますが審査員が何人かいたりしませんか?あれはミスコンとかで一般受けを目指しているのなら解りますが「何かを作るため」のオーディションはプロデューサー一人でやるのが正解です。彼の頭の中にパーツを一つ一つ集めるためのオーディションですから一人が正解なのです。
会社の入社面談も社長一人でやるって会社あってもいいと思いますけど。

このhuluで見ているNiji Projectもこの先何人かが落ちたりするんでしょうけれど、それは練習や合宿で「予想したより伸びなかった」ということが起きた時でしょう。人間同士だから必ず波長やバイオリズムでそういうことが起きます。それも運です。

ちなみに芸能人のような「誰が成功するかわからない」業種において
『運と才能と努力』どれが一番大切か解りますか?
・・・・・・・・教えませんけど。僕は欽ちゃんから聞きました。

その欽ちゃんのオーディションが今週末あって、そのチケットがついさっき6日月曜日の21時から売り出されているっていうことです。
https://kinchan-audition.peatix.com/

ではこのオーディションは”受けるべき”ものでしょうか?

言うまでもなく今日本で一番受けるべきオーディションです。
欽ちゃんの中に作るべきグループがはっきりしています。
それは「今芸能界でほとんど見ることができない動きの笑いをするグループを作る」と言うことです。しゃべりが達者な芸人さんはたくさんいます。しかしいつの間にか”動きの笑い”をやる人がどんどん少なくなってしまいました。これは教える人が圧倒的に少なくなったと言うのとテレビが「作り物」」のコントのような笑いからどんどんドキュメントの笑いになってしまったと言うのがあります。だから演技で笑いを作る機会が圧倒的に減ってしまった。また伝承できる人も少ない、亡くなった志村けんさんはその数少ない一人でした。
今芸能界にほとんどいない人を作るわけですから、そのグループができたら引っ張りだこになることは間違い無い。そしてそれを教えることができる数少ない人間が萩本欽一でそれをネット上で、つまり自宅にいる状態で参加できるわけですから参加しないのはなぜ?と言うことだと思います。

去年は高円寺や新宿のライブハウスでやってきました。それがコロナ禍でできなくなったのでZoomでやることになって全国にその場を広げることになりました。きっとこれも運命で東京では無い”誰か”と出会うためにこうなったのだろうと思っています。

それは”あなた”かな?












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