20240101

また年が明けた。寝正月だった。実家にいると祖母の家に行くだの、用事がなくともそろそろいい加減起きなさいと母から声がかかっていたが今年は東京で恋人と過ごしている。恋人は本当によく眠る。何か映画を観ながら「眠くなってきた」と言うその時は寂しいが、その後は続きをみたり、別のものをみたり、今みたいに日記をうったりしている。ここずっと朝まで眠れない日を過ごしているが、大晦日を過ぎ元旦に移る夜はいつもより罪悪感が薄れるのでいい。

寝正月だったのもあり、起きてすぐの情報は石川で大きな地震があったことだった。恋人の実家が近いのですぐに起こした。

今ガザで起こっていることも今回の地震も、自分の日常から適切に切り離しながら、しかし自分が住む世界で起こることであると、それらをおとぎ話にしてしまわぬようにと、つど思えるように生きていなければと思う。

ついこの前、久々の友人と話した。相談があるとのことだったので少し前からの約束だった。約2年ぶりにきく声はあまり意識していなかったけど耳には懐かしかったようだった。話の内容はきっと私たちが出会った高校生のときにでもきけた類のものだったが、それでも端々で友人の変遷を感じてとれた。小学校から高校まで、卒業という度に別れを寂しく、そして変化に不安を抱いてきたけれど、関係性にこういった余白があると、こうして再会のときにその人の厚みとしてまた思うのであれば悪くない。旅行の帰り、遊んだ帰り、デートの帰り、すこし名残惜しいくらいがいいの。


20240101/28:**

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