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【ペルソナ5 スクランブル ザ・ファントムストライカーズ】雑記 タイトルの意味は?なぜ名前にアキラを選んだのか?など

P5Sのほんとにしょうもない雑記、小ネタみたいなのを集めました。

以下、P5SおよびP5(P5R)ネタバレあり。


P5のヒーロー観

わたしは結構ヒーローってモチーフが好きなので単語が出ると引っかかるのですが、春んちゃが怪盗団に加入する時、春んちゃがヒーローに憧れていたと話をして、りゅーじが誰だって夢中になると賛同するという会話劇があります。
本編から一貫して、ヒーローという概念に対して肯定的なんですよね。例えば子供騙しだとかそんなものはいないといったような否定的な描写はない。双葉もフェザーマンが好きだし、それをバカにするキャラクターはいない。怪盗団のメンバーは決してヒーローをバカにしないのです。

P5Rより。

善吉はヒーローアキラのロボットを見て、子供の想像するヒーロー像であることに近衛の境遇を憐れむ描写があります。善吉は大人担当なのでちょっと一歩引いた目線なのですが、これは「こんなおあつらえ向きのヒーローなんていない」という現実的な思いがあるからこその発言です。なんとなくこういうところにも、キラキラで青くさい主人公たちと現実主義な大人サイドの物事の捉え方の違いを描写しているように感じました。
よく考えたら怪盗団はコードネーム付けにもノリノリだったりと結構子供っぽく、斜に構えたキャラクターっていないんですよね。P4もそんな印象でした。ペルソナのシリーズとして、主人公たちがティーンである、つまり子供サイドである、つまり大人サイドではない、というところは外せない要素なのかもしれません。


スクランブル ザ・ファントムストライカーズの由来

P5英語版見てて気づきましたが、怪盗団って英語だとThe Phantom Thievesなんですね!検索したら、怪盗の英語はphantom thiefなので複数系でthieves。

もうこれで言いたいことはおわかりかと思いますが、タイトルのファントムストライカーズは怪盗団を表すThe Phantom Thievesと対比した造語なんじゃないかなと思いました。P5Sはオタカラを盗まない怪盗らしさの少ないシナリオであり、Thievesでなくシャドウを蹴散らす無双っぽさを表現してストライカーズとしたのかな。そしてスクランブルってのも、あくまで夏休みの間だけの一時的な怪盗団の復活を表現してる感じがします。「この一夏の間だけ怪盗団(The Phantom Thieves)はファントムストライカーズとして緊急出動せよ!」みたいなニュアンスかな?
P5は本編でペルソナの能力は失われたはずで、続編なんてできようがない。スクランブル、ってところには今回限りだぞ!夏休みだけだぞ!緊急事態だから!特別だぞ!の意思を感じるな〜とも思います。

なお、わたしの大好き楽曲のcounter strikeもそうですが、P5Sを代表する楽曲daredevilでもStrike!という歌詞があるので、全体的にStrikeという単語は意図して多用してる印象です。これ自体にシナリオとかへの大きな意味はないですが、一つのキーワードを散りばめるのはお洒落な演出で好きです。
ちなみに曲名counter strikeはつまり反撃ということで、わたしはこの曲に近衛が怪盗団(P5本編シナリオ)に反撃したイメージ、そしてそれを受けて逆に怪盗団が近衛に反撃するイメージを持っています。歌詞を見てもそんな感じなんじゃないかな〜なんて思います。


近衛の名前をアキラにした理由

海外ファンの反応を見てた時、結構多かったのがAkiraという名前に反応している人たちです。どうにも、ペルソナの主人公の名前をつけるのって悩ましいところだと思うのですが、強いてオフィシャルネームを上げるならば漫画版の暁(あきら)とアニメ版の蓮(れん)があるみたいなのです。海外ファンの中でAkira派とRen派がいるようで、そこに作品内の主人公以外のキャラクターネームに明(あきら)が使用されたので気にしている人が多いのかな、と思います。

無理矢理に妄想するなら、もしかしたらわざと被せたのかなあとも思いました。主人公(ヒーロー)のアキラと、ヒーローのアキラ。

ジェイルのキングは皆傷ついた経験のある人物ばかりで、そんな彼らが得体の知れない力を手に入れて行使するパターンがP5Sの基本的なシナリオですが、傷ついた経験のある人物が力を手に入れるっていうのは、主人公たちも同じなんですよね。主人公たちも一歩間違えば同じようになっていた可能性もある、紙一重の存在。アキラもそんな意味をこめて、わざと主人公ネームを与えられた可能性もあったりしてな〜とか思いました。

ヒーロー・アキラ。


ダーク怪盗団

京都ジェイルではシャドウ茜ちゃんの生み出した怪盗団の偽物、黒とオレンジの禍々しいカラーリングが特徴の、ダーク怪盗団が登場します。(もう一人の自分という意味のシャドウとは別の存在という感じがあります)
ゼルダのダークリンクしかり、大体こういう主人公サイドのダークカラーは総じて人気が出るもので、厨二心がくすぐられた人も多いのかなあという印象です。わたしも最初ワクワクしましたが、残念ながらダーク主人公(マイディアジョーカー)としか戦えず無念でした。どうせなら全員と戦いたかったよね?

そんな彼らの登場ムービーのワンシーンですけど、

えっ…アホっぽい…?

みんなめちゃくちゃアホみたいなポーズしてるのがわかります。わかりやすいところだと杏殿は女豹を表してるかのようなポーズをしていたり、真は武闘派のアピールみたいなのをしていたりと、基本的にみんな今まで一度もこんなポーズしてねーよ!ってなりそうなものばかりです。
むしろ一番違和感のないゆーすけが一番笑えますけど…


本当は間にもっとジェイルがあったんだろうな〜要素


各ジェイルをクリアするとPS4トロフィーとして「○○の鳥かご、崩壊」みたいなのをもらえますが、このシリーズは色欲、虚飾、暴食、(廃王)、憤怒、傲慢で終わってしまいます。P5本編では憤怒と傲慢の間に、強欲と嫉妬があったはず。やっぱりこのへんは本当はダンジョンが入るはずだったんだろうな〜と思わせてしまうのでした。


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