【押川剛;50歳からのキャンパスライフ】17 最高と最低って似てるよな
大学の夏休みも終わり、そろそろ後期が始まる。3年前期の成績表も届いた。1年の時は仕事との両立が難しく、とくに後期は単位を落としまくったのだが、去年と今年はコロナで仕事も以前ほど動き回ることができず、授業もオンラインになったことで、時間のやりくりがうまくできた。まあ、一番は「成績(単位)の取り方が分かった」ことだな(笑)。
成績はさておき、ガキの頃から変わらない俺自身の性格的な共通項に気づいた。それは、「成績が最高にいい奴と最低に悪い奴の、両方と友達になる」ということだ。学年で上位10本の指に入る学生ちゃんと、単位がとれなすぎて留年・休学おかわりの学生ちゃん。どっちとも仲良くしている。
これは小・中・高とぜんぶそんな感じで友達を作っていたな。俺からすると、最高と最低、どっちも「やらかしてるな!」って感じなんだ。俺は、思いっきり「やらかしてる」人間が好きなんだな。
ところで、ガキの頃の成績が最高のヤツと最低のヤツ、どっちが大人になって成功するか。多くの人が「そりゃ、成績が最高の方に決まってる」と答えるだろう。しかし押川調べの割合で言うと、実は同じくらいだ。まあ、俺の考える成功っていうのは「やらかしてるな!」ってことだから、世間一般の評価にはそぐわないかもしれないが(笑)
とにかく、学生時代の成績が最低ちゃんなのに、大人になっていっぱしの結果を残している人間もいる。そいつのことを振り返ってみると、「自分」をよく分かっていたな、と思う。たとえばスポーツなど一つのことをトコトン突き詰めて、「俺はこれだ」「これをやるしかない」というものを持っていた。そこには、本人の才能もあるが、周りの大人の導きもあった。俺みたいな人間が「こうしたほうがいいんじゃないの」とアドバイスしたことも、「そうか、お前が言うならそうかもな」と素直に聞いてくれた。
そんなわけで、今の大学での「上下に幅広い友達」のことも大事にしようと思う。いつどこで化けるか分からないからね(笑)。
ちなみに、もういいおっさんになった「悪友」たちからは、「押川、ほんとに大学行ってんのか」「単位とれたって嘘やないか。成績表を見せろ」と言われているので、証拠として載せておくよ。あと8単位で卒業だ。
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