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オーバーユース(Overuse )

自然遺産や国立公園などの観光利用によって自然環境の破壊や外来種の侵入による生態系の攪乱などがおこる状態を指す。特に世界資産に登録されると環境客が急激に増え、トイレやゴミの処理などの問題も含め、顕著なオーバーユースが発生することが多い。オーバーユースを防ぐために、保全地区の状況や外乱による脆弱性に合わせた施策が必要となる。 小笠原諸島では、保護地区を状況や目的に合わせてゾーニングし観光客の動線をコントロールするように努めている。
一方で、里山の様に一定の利用によって維持される自然環境が放置されて、雑木林藪化や水田陸地、外来種の繁殖などが生じることをアンダーユースと呼ぶ。

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