つくづくピーターパン

自分の中にピーターパンのような欲優先の子供を飼っている。最近はそいつをあまり出さないように生活をしたせいか人生に面白みを感じない。

今までなら目の前にあるやりたいこと、魅力的なものに対して後先考えずにすぐに手を出していたが、ここ最近は一度踏みとどまって興味関心をフェードアウトさせている。

"大人"ってこれを繰り返して生きてるの?と思って絶望したこと、こんな生き方なら生きなくていいと思ってしまった。

自分以外の大人の意見を聞こうとすると揃ってこう言う。
「たまにする贅沢が楽しい。」「そもそも趣味、興味があるものがあることが羨ましい。」

引っ越すためや結婚するためにお金を貯めることはゴールが見えるからいいとして、もしものためだとか使わないことでの喜びがあるだとかでお金を使わないことは本当につまらない。
考え方もいつしか安全な方へしか進まないようになり、初めてやることやリスクはあるけど、経験が価値になることから逃げるような選択肢を取るだろう。

正直、こんなことを聞いていたら、痺れを切らして自身の中にあるピーターパンが暴走して欲のまま金を使うだろう。

もうじき無理やり閉じ込めていたピーターパンが爆発しそうな気がしている一方で、経験を積んだ大人みたいに世間知らずや見通しの甘い人、志が何もない人に対して嫌悪感を抱くようになっている自分がいる。

価値観が合わないと言えばそれまでなのかもしれない。

「もっと計画的に。」
たくさん言われてきたこの言葉をその人たちに向けそうになっていることが度々ある。
自身は立派な人間ではないが、自分ができていないことを相手に言おうとは思わない。

何が子供で何が大人なのかを考えなくなったら、既に大人なのだろう。これを考えているということは今が思春期なのかもしれない。