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タスクシュートで時間に追われなくなった話

今回はタスクシュートについてお話したいと思います。

タスクシュートはいわゆるタスク管理術のひとつですが、これを始めることで仕事の進め方や取り組み方が変わり、ゆったりと時間を過ごせるようになりました。

今では空いた時間で趣味のゲームをしっかり楽しめるように。
(スト6たのしい)

タスクシュートを解説すると膨大な時間、テキスト量が必要なので、本記事ではタスクシュートの一部だけ紹介したいと思います。

タスクシュートとは

そもそもタスクシュートとは何なのか。タスク管理術のひとつという点は、前述したとおり。気になるのは、「従来のタスク管理術と何が違うのか」という点です。

突き詰めると違いはひとつで、従来のタスク管理術は「タスクの完了に着目する」のに対し、タスクシュートは「タスクの着手に着目」します。真逆のアプローチといえますね。

具体的に言うと、チェックボックスを活用したToDoリストでは、タスクが完了するとチェックを入れて消し込みます。一方で、タスクシュートはタスクに手を付けることが目標なのです。

そもそも現代の仕事では、完了するタスクより生まれるタスクのほうがはるかに多いです。つまり、従来のタスク管理では膨大なタスクに追いつかなくなってきました。

一向に減らないタスクにうんざりした経験がある人も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。

個人的な話で言うと、頭の中にあるタスクをすべて書き出すGTDタスク管理は、タスクが増えすぎて僕には向いていませんでした。

ちなみに、タスクシュートの「シュート」は「shoot」ではなく「chute」。滑り降りる、といった意味ですが、この話は別の機会にさせてくださいね。

逆算思考から順算思考へ

僕がタスクシュートに移行するうえで、大きな契機となったのが順算思考です。それまでは「順算思考」という言葉すら聞いたことがありませんでした。

現在のプロジェクト管理やタスク管理など、仕事の進め方は逆算思考ばかりです。会社も個人も目標を立て、それに向けて逆算的にスケジュールを立てます。

しかし、業務や考えることが多くなった現代では、逆算的な進め方では無理があります。なぜなら、想定外の事態が発生した場合に立ち行かなくなるから。そして、想定外の事態は当たり前のように発生します。

さらに、想定外の事態を嫌う逆算思考の弊害がもうひとつ。それは、良い想定外の事態も排除しかねないことです。また、想定外の事態が発生するたびにメンテナンスが必要な点も手間がかかります。

一方で、順算思考では「今、目の前にある一手」に注目します。目標を立てても、そこからスケジュールは設定しません。目の前にある最善の一手を打ち続けることが、成功の秘訣です。

僕はライターとして、案件の管理を逆算思考でおこなっていました。納期から逆算して、

  • ○日前に構成を考える

  • ○日前に執筆を開始する

  • ○日前に推敲をおこなう

などですね。

しかし、案件が増えてくるとどうしてもスケジュールどおりに進められなくなり、月の後半は破綻していることが多かったのです。順算思考を取り入れてからはスケジュール管理が楽になり、業務進行もスムーズになりました。

抽象的な言葉でまとめると、未来から現実を作るのが逆算思考で、現実から未来に向けて進んでいくのが順算思考とタスクシュートです。順算思考(タスクシュート)は会社員・フリーランス問わず活用できるタスク管理術なので、ぜひ試してみてください。

なお、Xでタスクシュートやライティングについて発信しているので、よければフォローお願いします。

津田まさきのX

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