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転職して1年が経ちました。

みなさん
お疲れ様です。西森です。

Kubernetes

 これ、何て読むか、みなさんご存知ですか?? K8sと表記もされます。
これは「クーべネティス」と読むらしいです。私、全く知りませんでした。
「Linux」「コンテナ」「仮想化」「ハイブリッドクラウド」、、、
先程のKubernetesを含め、これらの単語や技術とは、全く無縁のデザイナーである私が、これらの技術扱う会社に転職をして1年が経ちました。こういう機会はそんなに無いので、ちょっと振り返ってみようと思います。
(非常に超大作になってしまいました!長いので興味あるところを読んでください〜)


転職して何をしているのか

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 実際の仕事ではあまり使わないなーと思いつつも、最低限は知っておいたほうが良いと思い、転職直後は、ミドルウェアや仮想化ついて勉強をしていました。大学の友達にも質問をさせてもらったり、本を読んだり、、、これはこれでとてもおもしろかったです。
エンジニアになったのかと言われるとそうではありません。
 今、私は、アジャイル開発の導入や実践を支援する「アジャイルコーチ」としています。主にスクラムですが、スクラムのトレーニングやスクラムマスターとして実際のプロジェクトに入り、お客様のご支援をしています。

コロナ禍での転職

 なかなか出来ない経験かもしれませんが、コロナ禍での転職になりました。始めの1週間ほどは恵比寿にあるオフィスに出社することが出来たのですが、その後はずっとWork from homeです。最初の1週間ではあるものの、出社出来たことは大きかったです。何より本当に転職したんだな!という実感が沸きました。もし出社しなかったら、有給消化期間がずっと続いている感覚になったんじゃないかなと思います。
 最初の1週間後から今に至るまで、ほぼ自宅から、ZOOM/Slack/Miro/Google Workspaceを駆使して仕事しています。そんなに問題ないと思う一方で、会社のメンバー&お客様とは、ほとんどお会いしたことがありません。ZOOM越しではあるものの、この1年間で多くの方と出会えました。直接会えないのは寂しいなーと思いつつも、落ち着いたら「あーーーあなたが◯◯さんですね!はじめましてじゃないけど、はじめまして〜」とか言いながらキャッキャしたいと思っています!

スクラムマスターをしています

 先程も書いたのですが、今は、アジャイルコーチとしてトレーニングを提供したり、スクラムマスターをしています。
 実は、数年前に他社ではあるものの、Lab.とよばれるコンサルティングサービスを受ける立場・つまり、顧客として参加したことがあります。
 何の因果か、会社は違えど、まさか自分が同じようなサービスを提供する側になるとは思ってもみなかったので、人生は本当に何があるかわかりません。

 当時の経験は、楽しいことも辛いことも含め、今思えば良い思い出ではあるのですが、その時の経験が、信じられないぐらい今に活かせています。当時のアジャイル開発も、今やっているスクラムもルーツを辿れば、とても近いところにあり、当時学んだことは、スクラムマスターの知識をつける上で助けになりました。そして、何より当時の経験があったからこそ、お客様の気持ちがわかりますし、コンサルタントとしてどういう振る舞いをするべきなのか、比較的早くイメージが出来たと思います。
 このポエムを書いていて、前職で例の経験をさせてくださった当時の関係者の皆様へはもう一度お礼を申し上げたいなとしみじみと思います。

 現職の話に戻すとスクラムは楽しいです。
 柄にもなく、プロジェクトっていいな、チームっていいなーと、今担当させて頂いているチームの皆さんを見ていると思います。開発メンバーの方が自信を持ってプロダクト開発をしている様子を見ていると嬉しい気持ちになります。
 シンプルでわかりやすく、だけど奥深いスクラムの魅力にすっかりハマってしまっています。引き続き、これからも探求を続けていこうと思います。 スクラムについてはまた別途記事を書こうと思います。
 もし、これを読んでいる方で、スクラムに興味がある方がいましたら、話しましょう!

会社も楽しい

 今、こうやって楽しく仕事をしているのは、間違いなく、今同じお客様を担当しているチームのみなさんのおかげです。この一年間、何から何まで本当にお世話になりました。スクラムやプロダクト開発のことはもちろん、外資系企業のことやコンサルという仕事のやり方など、この1年間、本当に多くのことを教えて頂き、多くの学びがありました。転職して良かったなーと心から思います。

 皆さん、謙虚で、学びに貪欲なところがかっこいいなーと思っています。こんなぺーぺーの若輩者にも、きちんと話を聞いてくださり、尊重してくれます。ここは、なんなら、ちょっとしたカルチャーショックです。かつて、これほど心理的安全性が確保されている場所があってでしょうか。って感じです。

 あと、非常に印象的なのは、みなさん、ちょっとずつやり方や考え方が違います。だけど、無理に合わせたり、論破するのではなく、その違いを尊重しようとします。違うのは当たり前で、「僕はこういうやり方でやってきたんですが、そのやり方は知らなかったです!教えて下さい!」と学び合っています。本当にいい職場だなーと感じています。

 他にも、会社全体が社員を大事にしている感じがあってすごくいいなーと思います。もちろん読むことは前提ですが、本は自由に購入することが出来ますし、機材やソフトウェアのライセンスも必要であれば、柔軟に用意してくださいます。あとWFH用にお金を支給してくれたり、4半期に1回リフレッシュのための休暇制度が出来たりもしました。自分は必要ないですが、多分、Linuxとか、サーバーも必要なら用意してくれます。自分には必要ないですが。

デザイナーの仕事もしています。

 デザイナーから足を洗ったのかと言うと、そうでもないです。デザイナーとしても活動をしています。
- 社内・社外向けのデザイン勉強会
- UXの考え方を応用させたAPIのワークショップ開発
- 販促用のチラシ作り
などなど。弊社では、デザイナーが他にいません。唯一のデザイナーとして、やりたい放題やらせて頂いています。

▼勉強会の様子(勉強会もオンライン)

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 この1年間の中でも、非常に重要な経験の1つだなーと思ったのは「UXの考え方を応用させたAPIのワークショップ開発」です。
 昨年の夏頃に、APIの講座を担当している同僚から「APIのDeveloper Experienceという考え方が、UXの考え方に通ずるところがあり、お客様向けに講座を作れないか」という相談を頂き、その同僚と一緒に、APIのワークショップを作り、何度かお客様にデリバリーをしました。
 なぜ、これが自分の中で、重要な経験だったかというと、デザイナー向けやPO向けのデザイン系トレーニングのイメージは出来ていたのですが、エンジニア向けのデザイン系のトレーニングは、何を提供したらいいのか悩んでいました。そんな最中に、この相談を頂きワークショップを作ることで「あ、こうやってUXの知識を応用して、エンジニアに伝えればいいのか!」と、1つのやり方を見つけることが出来ました。これは、APIだけではなく、他にも応用できるかもしれないと思っています。

 最後に、ちょろっと書いておくと、チラシも作ったりしています。前職だとUI設計の仕事オンリーでしたが、今は、ビジュアルデザインの仕事も多少やらせてもらっています。これが新鮮で結構楽しいのです!
 早速、お客様にお配りしているらしく、もしかしたら、私がデザインしたチラシを目にするかもしれません。その時はぜひ手にとって見ていただければと思います。

次の1年

 さて、今日から現職での2年目が始まっています。テーマは「自立と拡張」です。今は、お任せ頂いている限られた範囲の中で仕事をしていますが、今年は、その範囲をドンドン広げていきたいと思います。例えば、初めてスクラムを導入するお客様に対して、最初のトレーニングから自分が作ったコンテンツを提供出来たらいいなーと思います。また、自分の経験やバックグラウンドを活かした進め方の提案なども出来たらいいなーとも思います。そしてデザインに関して言うと、デザイン思考やUXのトレーニング、ワークショップ、ウェビナーなどもドンドン提供していきたいと思っています。
 最後に、前職の尊敬する先輩が「失敗をしてないということは、仕事をしてないってことだからね」って言っていたのを、今でも忘れずに覚えています。失敗しないのが一番ですが、万が一失敗しても学びに変え、ガンガンやっていきたいと思います!よろしくお願いします!

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