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公立の通信制高校について

通信制高校と一言で言っても、公立か私立か、スクーリングがあるかどうかなど、全日制の高校以上に幅が広いのですが、私が聴講生をしている公立の通信制高校について紹介したいと思います。


・スクーリング

いわゆる登校日のことです。
平日と週末それぞれ週1日設定されていて、平日も週末も授業内容は同じです。
時間割は、例えば科目Aは今週は午前、来週は午後、再来週は授業なしのように変動します。そのため、今週は平日午後に出席、来週は週末午前にということも可能です。

授業とはいっても、選択科目や担当の先生により、内容はだいぶ異なります。レポートを自習して分からないところを個別に先生に聞くケースもありますし、授業形式で各単元の概要説明のケースもあります。
聴講生は選択できませんが、体育などの実技科目はおそらく全日制の高校と同様の授業だと思います。

必要出席数は履修科目によりますが、例えば
数学1   年間開講数12回/必要出席数3回/認定単位数3
体育   年間開講数18回/必要出席数10回/認定単位数2
科目によっては必要出席時数の60%まで放送視聴(NHKの高校講座の視聴)のレポート提出で代替が可能。

また特別活動の必要時数が年間10単位。
特別活動はホームルームや入学式などの年間行事のことで、運動会や遠足などの大型行事だと1日だけで3単位になります。

・レポート

レポートとは言っても、いわゆる論文ではなく、教科書に沿った問題集のような内容です。
レポート数は数学1の場合で年間9枚。郵送で提出すると、先生が赤ペンで添削して返送してくれます。ランクが一定基準に満たない場合は訂正して再提出する必要があったり、提出締切日を過ぎてしまうとその年度はその科目は単位がとれなくなったりします。

各設問に「教科書何ページ参照」のようにコメントやアドバイスが記載されているので、さほど難しくはありません。それでも私の場合は1レポート1時間くらいはかかっています。

・定期テスト

これも聴講生は受験できないのですが、年2回定期テストがあります。
単位の認定はテストの点数だけで判定されるわけではなく、レポートの内容なども含めて総合的に判断されるそうです。

・どれくらい学校に行けばいいの?

通信制高校は仕事をしている社会人の学生さんも多いですし、毎年少しずつ単位をとって4年以上かけて卒業することもできるので、スクーリング日に必ずしも登校する必要はありません。

ただし3年間で確実に卒業したい場合は、基本的には週に一度のスクーリング日には毎週登校して、学習のペースを作る方がいいのかなと思います。



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