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私がやってみたいと思っている自助会

生きづらさを抱えた「当事者」と呼ばれる人たちが集まり、
自分たちの生きづらさと向き合いながら問題を掘り下げていく「自助会」。

「解決策を示してくれる専門家がいない状態で、本当に大丈夫なのか?」
そう思いながら、実際に発達障害の自助会に参加してみて、
私自身の生きづらさというのは、だいぶ軽くなった。

自助会には、発達障害以外にも、
貧困や難病、アダルトチルドレンといった
様々なテーマで運用されているものがある。

「自分も何かやってみたい!」

そう思って、今はまだ企画の段階だが、
とりあえず考えているものを3つ挙げてみた。

スキルや才能が無くて困っている人の自助会

「何か特技ってありますか?」

面接なんかでこういう質問をされて、
すぐに答えられないという人も多いのではないだろうか。

私自身も、高校時代や大学時代はずっと勉強ばかりしていて、
特にこれといった趣味も無かった。

がんばって勉強したおかげで、成績優秀者として表彰されることもあった。
だが、学校の勉強以外では、何かすごいスキルがあるというわけではない。

今の時代は特に、平均レベルな仕事なんてAIがやってしまうという時代だ。
さらに、誰でも簡単に情報発信できるものだから、
何か差別化できる要素が無いと、すぐに埋もれてしまう。

一方で、特別なスキルや才能を持った人には、注目が集まりやすい。

そうは言っても、スキルや才能なんて、簡単に手に入るものでもない。
遺伝的な要因に加え、恵まれた家庭環境や親の経済力、さらには運もある。

「こんな時代に、どうやって生きていけばいいんだよ!」

将来の収入だったり、自分らしい生き方に対して不安を抱いている人も、
今の時代は特に多いはずだ。

とりわけ私は、キャリアコンサルタントの養成講座の受講経験もあるから、
こういったキャリアに対する困難さといったテーマにも興味がある。

たいしたスキルや才能が無い状態で、どうやって生きていくのか?

「スキルや才能が無くて困っている人の自助会」は、
そんな苦しみに寄り添えるものにしていきたい。

デジタルや機械が苦手な人の自助会

私がやってみたいと思っている自助会の2つ目が、
「デジタルや機械が苦手な人の自助会」だ。

コロナの流行を機に今やデジタル化が進み、
リモートワークの導入やキャッシュレス決済の普及が大きく進んだ。

一方で、デジタルが苦手な昭和のアナログ世代の人も多い。

スーパーでセルフレジが導入されていても、
かたくなに有人レジの方に並ぶ人も多い。

たまにSNSでの投稿で、
セルフレジが空いているのに有人レジに並ぶ人を不思議がってる人や、
セルフレジを使いこなせずに
お店側にクレームを言う人がいたという投稿を見るたびに、
「なんだかなぁ・・・」
とモヤモヤした気持ちになっていた。

実は私自身も、機械の操作が苦手。

知らない間に変なボタンを押し間違えてしまっていて
誤作動させてパニックなったり、
操作のやり方が分からずにイライラさせられたりといった
過去のトラウマがあるため、
どうしても好きになれない。

とりわけスマホについては、
電話の必要がある場合はずっと電源を切ったままカバンにしまっていて、
めったに使うことがない。

車の運転についても、バックが苦手。
事故を起こすのを恐れて、基本的に運転もしないようにしている。

車の運転については、
女性で苦手とする人も多いと言われているし、
発達障害の人でも、運転がかなり下手という人もいたりする。

最近ではビジネスの世界にもAIが普及してきているが、
こうしたAIを使いこなせるかどうかで、
大きな差がついてしまいかねない。

最先端のツールについては、
それを上手く使いこなせるかどうかで力の差がついてしまいやすい。
だから、ツールの恩恵を受けられる人とそうでない人というのが、
どうしても出てきてしまう。

ツールを使いこなせずに、つらい思いをしている。
そんな社会の進歩についていけずにしんどいという人が
少しでも楽になれる自助会にしたい。

某宗教の二世や三世の自助会

特定の宗教の二世や三世の自助会は、
実施するハードルはすごく高いと思っている。

でも、私としては、やってみたい。

かつて私自身も、親から信仰を強要されて悩んだ時期があった。
そんな中、たまたま他の宗教の聖職者の人と話す機会があり、
悩みを話して楽になれたという経験があった。

自分以外にも、きっと悩んでいる人は大勢いる。
だから、私自身が中心となってやってみたい。

ところが日本では、宗教の話をするのはタブーとされているので、
宗教で生きづらさを抱えていたとしても、
誰かに話すということはハードルが高い。

特定の宗教に的を絞っているのは、
宗教が異なると、価値観や考え方が全く異なるため、
他の宗教のことはあまりよく理解できなくなるからだ。

厄介なのが、某宗教の熱心な信者から干渉を受ける可能性があることだ。

集まってくる人も、
「こういう場所に来ていることがバレるとまずい」
という人も多くいる。
だから、このタイプの自助会は、
運営するには難易度が高い。

それでも工夫して、なんとか実施することになるかもしれない。

以上の3つが、私が企画中の自助会で、
まだどうなるのかは分からない。

それでも3年以内に何か一つくらいは
運営できるようになりたいと思っている。

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