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Uターン転職活動の絶望期から成功までを記録します。

こんばんは。湯沢町にUターンした腰越(こしごえ)です。

僕は子どもが生まれたのをきっかけに横浜市から地元へUターンしました。その際に苦しんだことや、移住後の仕事の方向性の決め方、転職の決まるまでを記録しておこうと思います。

職種も求人数も無い!

Uターンするとなると、住居と仕事の問題を解決しないといけませんが、住居は実家に戻ることにしたのであっさりクリアしました。問題は仕事です。僕は多くの大手転職サイトやエージェントに登録していましたが、

「地方の求人は少ないですし、田舎に専門職(僕の場合学習塾)なんて存在しませんよ」とお決まりのように言われていました。

そうすると地元でキャリアを生かした仕事をするなら起業 or 未経験で異業種の仕事への挑戦も検討しなければいけません。湯沢町でいうと、観光?建設?介護関係?う〜ん…僕の職歴は全く役に立たなそうだ…

しかも時は2020年。コロナウイルス真っ只中。ただでさえ苦しいのに、未経験者を雇ってくれるところなんてあるのだろうか。起業も現状するつもり無いし…

もう求人探しをしていると気が滅入ってくるので、僕は一時期思い切って求人探しを中断し、純粋にやりたい事は何なのかを考えることにしました。

ひたすら分析する

ネットで色々調べていると、前田裕二さんの「メモの魔力」という本が出てきました。

この本は巻末に自己分析1000というのがあって、幼少期〜死ぬまでの考え方・生き方を問う、あらゆる質問が用意されていました。中々ヘビーでしたが徹底的にやりたい事を考えたかったので、これをやり切りました。
分析して気付き始めたのは「とにかく学ぶ楽しさを伝える仕事をしたい」ということです。

職業の掛け合わせ

(当たり前ですが)学習塾に通う生徒はあくまで成績向上や進学という目的があるから勉強しに来るわけです。「楽しくて学びに来る生徒」など滅多にいません。
「先生〜。三平方の定理(中3数学)とか将来絶対使わないのに何で勉強すんだよ〜」と言う生徒の嘆きをほぼ毎年聞いているうちに、(目標のためとはいえ、仕方なく勉強しに来てる子どもに教えるのって何か違うな)と思うようになっている自分がいたのです。

(※義務教育否定ではありません。今でも教える事自体は好きですし、数学は論理的に物事を考える力を養う上では必要だと思ってます。)

そこで「教える」というスキルを生かして「自ら学びたい人がたくさんいるジャンルの講師」になれないかなーと考えるようになりました。

そんな時、ふと手に取ったキンコン西野さん著書の「新・魔法のコンパス」で【職業の掛け合わせ】はこれからの時代生きていくには重要である、という内容が書かれていて、心を打たれました。

西野さんを例に簡潔に説明すると、

「芸人」や「絵本作家」だとたくさんライバルがいるが、「【芸人×絵本作家=絵本の書ける芸人】のように、これまでのキャリアとは違うジャンルの仕事を掛け合わせることで、希少価値が高まり稼げる人間になる」という内容でした。(詳細はこちら

これを見て僕は決断しました。

「今までの教育業界での経験と異業種を掛け合わせて、自らの希少価値を高めよう。そしてやりたい仕事で食っていけるようになろう!」と。

「教育×IT」の挑戦

そこで狙いをつけたのがエンジニアです。
というのも将来的に伸びる業界でプログラミングを教えて欲しい人は今後増えていきそうだし、僕はプログラミングスクールの受講経験があるのですが、「教えるのが上手いエンジニア」ってかなり少ないなーと身をもって感じたからです。

ひとまずエンジニアの実務経験を積むために30代未経験で異業種への挑戦を試みたのですが、これは相当苦戦しました。独学や何十万と払ったオンラインスクールの課題を夜通し行い努力はしたものの、中々思うように転職活動はうまくいきませんでした。(ちなみに湯沢町周辺の市町村にも、ご〜く僅かのIT関連求人が存在しました。が、未経験者は即弾かれました。あと湯沢町は新幹線通勤の補助があるので、関東圏のエンジニア職も応募してみましたが、即書類選考落ちでした。)

何ヶ月か異業種転職活動を頑張りましたが、面接にもいけない状況が続くうちに次第にモチベーションも下がり、「もう何の仕事でも良いや…」と思い始めてしまいました。ガチでやりたい仕事を探すことを諦めかけたその時。

事態は急変。

奇跡の求人との出会い

登録していた転職エージェントの1つで、湯沢町のきら星さん(湯沢町の移住定住や湯沢町周辺のお仕事紹介をしてくれる会社)から奇跡の求人紹介をしてもらいました。

それが南魚沼での「子ども向けプログラミング教室の運営」です。

僕としてはエンジニアになりスキルを習得してからプログラミング講師を目指す予定だったのが、まさかのいきなり目標に辿り着けるかもしれない。しかも地元で。

という事でマジでがんばりました。1人で面接対策をしまくりました。本番もかなり熱をこめて喋りました。要求もされてないのに「入社後の目標」というレポートも提出しました。
そして面接から1週間後…無事採用をいただきました。

(ちなみにその後、入社した教室が南魚沼の広告代理店「ジンボラボ」に紹介されました!

本当に良いタイミングで求人を提案してくれたきら星さんには感謝しかありません。ちなみにスタッフの方はみなさん親身になって話を聞いてくれますので、湯沢周辺への移住の際は是非頼ってみてください。(僕なんか初回面談で3時間くらい話した記憶があります)

僕はプログラミング講師として、地元教育を盛りあげます。

次からは更なる目標実現に向けて公教育機関とのバトル…いや交渉が始まります。

Uターン転職まとめ

基本新しい仕事を探す前に、自己分析をみっちりやりましょう

・田舎の仕事探しは地域密着型の転職エージェントを頼りましょう(大手転職サイトやハローワークだけでは希望求人が絶望的に見つかりません)

・最後まで諦めずに動きましょう

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