見出し画像

未来予測をする前に

いつまで経っても日本はアメリカで流行ったものが3年遅れて入ってくると言われ特に近づいている感じもしない中、ついに中国(深圳)にも未来が。。。みたいな話でにぎわっている訳ですけど、そもそも日本はそこに追いつこうとしているのか、同じ未来を目指しているのか、という部分はしっかり考えていかないといけないんじゃないかなと思っていたりします。


もちろん、ある側面的にはいいものを早く取り入れて日本を便利にして仕事も生活も効率よくして自由な時間を増やして人間的な生活を、、というのは理解できるんですが、そもそも騒いでいるのはWebやテック方面の人が中心で、基本的に新しいものが好きで技術だけじゃなくて価値観とか概念とか仮想通貨とか、未来を感じる新しいものに飛びつきがちな人たちです。(全てではないが)


ちょっと落ち着けと言うつもりもないんですが、世界的な視座から見た少子高齢化という社会環境に限って言えば日本が圧倒的に未来を突き進んでおり、それは5年だ10年だと言われるくらいには未来感あふれる状況な訳です。それが望んだ未来じゃないとは言え。

だからこそ欧米各国は日本の政治の一挙手一投足が、いずれ各国にも訪れる少子高齢化時代における参考とすべく注目されているわけで、そこで存在感を出してこそ世界に未来を見せられるんではないでしょうか。

他にも多くの解決すべき問題もあり、気候の変動により徐々に経済の中心ラインが北半球から赤道に寄っていくのでは? なんて話もありますし、地球規模で考えていかなくてはいけない中、政治は足元を固めるので精いっぱいな状況です。

友人の中には食糧問題に真正面から取り組んでいる人もいて、話を聞かせてもらっていると同じ未来でもやれ画面が薄くなっただ、無人で動く移動手段だといったシンプルなワクワクだけではなく、文字通り地に根を下ろすような安定感、安心感のある未来像みたいなものを感じることができます。


消費税の増税もいいんですが、もう少し人間としての生活を支えるベースに関する未来を考えて、そういう「未来の社会」の1つのモデルみたいなものを輸出できるようにしていかないと、日本の存在感も薄くなりますし官製クールジャパンも相対的にますます寒い結果になってしまうんじゃないでしょうか。SDGsでもいいですけど。

少子高齢化でもできる限りたくさんの人が幸せを感じられる状況ってどういう社会なんだっけ? と一朝一夕に答えが出る問題じゃないからこそ、僕らが理想とする未来の日常生活を念頭に考えていかないといけないな、と思っています。


なんでこんな事を書いているかというと、エンタメの仕事をする上でたくさんの海外事例を見ていて、それをまとめようと思っていたものの、思ったより負荷が高くて進みが遅いので、繋ぎとして思ってる事を書いてみた次第です。


あ、写真は冬なのに雪がない富士山です。

どれだけ食べても太らない未来の美味しい食べ物が欲しい菊永です。

たまにゆるくブログも書いてます。
http://www.t-kikunaga.me

出し場所が無い文章は質より量でとりあえず出していけって言われました。サポートは本、映画、ライブやフェスに使わせていただきます。