22日のドル円相場ときょうのひとこと（4/25 月）

日米協調介入　「根も葉もない」のか「火のないところに煙は立たず」なのか　いずれにしても口にしないほうが良かったのでは

-------------4/22ドル円相場-------------------------

日米協調介入めぐるTBS報道で127.731まで軟化。日銀緩和維持を再表明で129.095まで反発。荒い値動きながらも終わってみれば0.1％高の128539。

OP128.340　HI129.095　  LO127.731　CL128.539

-----------4/22主な出来事---------------------------

08:27　鈴木財務相
「イエレン米財務長官との2国間会談を行った」
「金融市場動向と円相場について議論した」
「（米財務長官に）直近の円安が急激と数字で示した

08:30 日本3月消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +0.8％
前回+0.6％
予想+0.8％

13:00　日米財務相会談で調介入も議論 -TBS
「アメリカ側は前向きに検討してくれるトーンだった」-政府関係者

15:00 イギリス3月小売売上高(前月比) -1.4％
前回-0.3％(-0.5％)
予想-0.3％
15:00 イギリス3月小売売上高・除自動車燃料(前月比)　-1.1％
前回-0.7％(-0.9％)
予想-0.4％

16:15 フランス4月製造業PMI・速報値 55.4
前回54.7
予想53.0
16:15 フランス4月サービス業PMI・速報値　58.8
前回57.4
予想56.5

16:30 ドイツ4月製造業PMI・速報値 54.1
前回56.9
予想54.5
16:30 ドイツ4月サービス業PMI・速報値 57.9
前回56.1
予想55.5

17:00 ユーロ圏2月経常収支（季調済） +208億ユーロ
前回+226億ユーロ(216億ユーロ)

17:00 ユーロ圏4月製造業PMI・速報値 55.3
前回56.5
予想54.7
17:00 ユーロ圏4月サービス業PMI・速報値　57.7
前回55.6
予想55.0

17:30 イギリス4月製造業PMI・速報値 55.3
前回55.2
予想54.0
17:30 イギリス4月サービス業PMI・速報値　58.3
前回62.6
予想60.0

21:30 カナダ2月小売売上高(前月比) +0.1％
前回+3.2％(3.3％)
予想-0.1％

22:45 アメリカ4月製造業PMI・速報値 59.7
前回58.8
予想58.2
22:45 アメリカ4月サービス業PMI・速報値　54.7
前回58.0
予想58.0

～ロシア・ウクライナ関連ヘッドライン～
・米国務・国防長官がキーウ入り、全土大半に空襲警報
・ＥＵ、ロシア産石油輸入に対する制裁を準備－タイムズ紙
・グテレス事務総長、26日にモスクワでプーチン氏と会談

--------4/22株式・債券・商品------------------------

日経平均　27105.26▼447.80
豪ASX　　7473.278▼119.511
上海総合　3086.919△7.111
英FT 　　7521.68▼106.27
独DAX　　14142.09▼360.32
NYダウ　33811.40▼981.36

日10年債利回り　0.250％▼0.001
豪10年債利回り　3.130％△0.049
英10年債利回り　1.963％▼0.049
独10年債利回り　0.972％△0.024
米02年債利回り　2.6672％▼0.0150
米10年債利回り　2.8987％▼0.0108

NY原油　　102.07▼1.72
NY金　　　1931.00▼13.99

------------4/25注目材料----------------------------

＜国内＞
特になし

＜海外＞
14:00　3月シンガポール消費者物価指数
17:00　4月独Ifo企業景況感指数
18:00　2月ユーロ圏建設支出
24:00　マックレム・カナダ中銀総裁議会証言

------------4/25きょうのひとこと---------------------

先週末の市場では、日米財務相会談でドル売り・円買い「協調介入」が議論された（アメリカ側は前向きだった）とする報道が話題となりました。しかし、24日（日）には財務省幹部が「報道は事実に反しており、当局として取材に応じた事実もない」とこれを否定。「根も葉もない」のか「火のないところに煙は立たぬ」のかわかりませんが、個人的には「協調介入」には言及しないほうが良かったのではないかと考えています。①日本の「単独介入」では効果がないと考えていることが露呈、②アメリカ側に否定されたら格好の円売り材料になる、③仮に本当だとしても「サプライズ協調介入」のほうがはるかに効果が大きい、などがその理由です。

本日もよろしくお願いいたします。