昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/27 金)
-------------8/26ドル円相場-------------------------
FRB高官のタカ派発言で110.226まで上昇も、アフガニスタンの爆発報道で上げ渋った。
OP109.982 HI110.226 LO109.926 CL110.081
-----------8/26主な出来事---------------------------
10:30 豪4-6月期民間設備投資(前期比)+4.4%
前回+6.3%(6.0%)
予想+2.6%
20:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(7月22日分)
「金利に関するフォワードガイダンスを改訂する必要性を強調」
「ガイダンスは必ずしも長期的な低金利を意味していない」
「2%がインフレの上限であるという概念を明確に払拭する必要」
20:45 ジョージ米カンザスティ連銀総裁
「9月会合ではテーパリング議論を反映した話し合いが行われる」
「FRBは緩和策を調整し始める時期にきている」
「今年中に債券購入額を減らし始めるべき」
21:30 米4-6月期GDP・改定値(前期比年率) +6.6%
前回+6.5%
予想+6.7%
21:30 米4-6月期個人消費・改定値(前期比年率) +11.9%
前回+11.8%
予想+12.2%
21:30 米新規失業保険申請件数 35.3万件
前回34.8万件(34.9万件)
予想35.0万件
21:39 ブラード米セントルイス連銀総裁
「テーパリングを開始し、2022年第1四半期に終了すべき」
「2022年に少なくともインフレは2.5%まで上昇すると予想」
22:51 米国防総省
「カブールの空港で爆発。死傷者数は不明」
23:38 カプラン米ダラス連銀総裁
「私の見通しを大きく変えるような材料は見当たらない」
「9月のFOMCでテーパリング計画についてアナウンスし、10月から開始することを望む」
28:10 米国防総省
「アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で起きた2つの自爆攻撃はISISと関連」
--------8/26株式・債券・商品-------------------------
日経平均 27742.29△17.49
豪ASX 7491.225▼40.640
上海総合 3501.664▼38.720
英FT 7124.98▼25.14
独DAX 15793.62▼67.04
NYダウ 35213.12▼192.38
日10年債利回り 0.026%△0.003
豪10年債利回り 1.188%△0.030
英10年債利回り 0.600%△0.003
独10年債利回り -0.407%△0.015
米02年債利回り 0.2406%△0.0020
米10年債利回り 1.3491%△0.0101
NY原油 67.42▼0.94
NY金 1795.20△4.20
------------8/27注目材料-----------------------------
<国内>
08:30 8月東京都区部消費者物価指数
<海外>
10:30 7月豪小売売上高
15:00 7月独輸入物価指数
16:30 4-6月期スウェーデンGDP・改定値
20:00 7月メキシコ貿易収支
21:30 7月カナダ鉱工業製品価格
21:30 7月カナダ原料価格指数
21:30 7月米個人消費支出(PCE)
21:30 7月米個人所得
21:30 7月米PCEデフレーター
23:00 8月米ミシガン大消費者態度指数・確報値
23:00 パウエルFRB議長講演(ジャクソンホール会議)
------------8/27きょうのひとこと---------------------
市場が注目するパウエルFRB議長の講演前日に、ジョージ氏、ブラード氏、カプラン氏と各地区連銀の総裁が揃って早期テーパリングに言及したのはどういう意図があるのでしょうか。考えられるのは、①パウエル議長のテーパリング言及に向けた露払い、②パウエル議長の慎重姿勢へのけん制、③ただの偶然、といったところでしょうか。市場との対話を重視するFRBのスタンスに鑑みれば①の線が濃くなったような気もします。いずれにして、ハト派姿勢維持の見方が多かったパウエル議長講演に、多少なりともタカ派化期待が浮上した格好です。こうなった以上、議長がどんな発言をしたとしても(しなかったとしても)市場は敏感に反応する事でしょう。
本日もよろしくお願いいたします。