18日のドル円相場ときょうのひとこと(6/21 月)
-------------6/18ドル円相場-------------------------
クロス円に連れ安して110円を割り込むも、ハト派のブラード総裁のタカ派発言で110.482へと反発。しかし、利上げ警戒の株安で米長期金利が低下に転じるとドル円も失速。
OP110.197 HI110.482 LO109.941 CL110.213
-----------6/18主な出来事---------------------------
08:30 日本5月消費者物価指数(生鮮食料品除く)(前年比) +0.1%
前回-0.1%
予想0.0%
12:30 日銀、金融政策の現状維持を決定
「資金繰り特別プログラムの期間を2022年3月まで延長へ」
15:00 イギリス5月小売売上高(前月比) -1.4%
前回+9.2%
予想+1.6%
15:30 黒田日銀総裁会見
「企業の資金繰り改善も感染症でストレスがかかる状況が継続」
「景気は厳しい状況にあるが基調としては持ち直している」
「生鮮除く消費者物価指数の前年比は、目先0%程度で推移と予想」
「新型コロナウイルスの帰趨や内外経済への影響は、不確実性が大きい」
「必要があれば躊躇なく追加緩和措置を講じる」
「政策金利、現在の長短金利水準または下回る推移を想定」
21:53 ブラード・セントルイス連銀総裁
「米連邦準備理事会(FRB)は、必要であれば政策調整の準備をすべき」
「最初の利上げは2022年後半になる見通し」
--------6/18株式・債券・商品-------------------------
日経平均 28964.08▼54.25
豪ASX 7368.851△9.815
上海総合 3525.097▼0.507
英FT 7017.47▼135.96
独DAX 15448.04▼279.63
NYダウ 33290.08▼533.37
日10年債利回り 0.059%▼0.004
豪10年債利回り 1.597%▼0.047
英10年債利回り 0.752%▼0.024
独10年債利回り -0.200%▼0.005
米02年債利回り 0.2541%△0.0448
米10年債利回り 1.4381%▼0.0659
NY原油 71.64△0.60
NY金 1769.00▼5.80
------------6/21注目材料-----------------------------
<国内>
特になし
<海外>
10:30 5月豪小売売上高
19:30 センテノ・ポルトガル中銀総裁講演
22:30 ブラード・セントルイス連銀総裁/カプラン・ダラス連銀総裁講演
23:15 ラガルドECB総裁議会証言
28:00 ウィリアムズNY連銀総裁講演
------------6/21きょうのひとこと---------------------
前週末のNY市場では、ブラード・セントルイス連銀総裁の早期利上げ発言が話題となりました。これまでは、物価上昇を容認する姿勢を示していただけに、「インフレ率はわれわれの予想よりも伸びているため、インフレ圧力を抑制するために多少タカ派に傾いたのは自然なことだと思う」などと発言した事が意外感を持って受け止められました。今夜もブラード総裁の講演が予定されていますが、2回目のタカ派発言にはもう驚く事もないでしょう(一転ハト派発言なら驚きですが)。市場としては、より確かな手掛かりを得ようと明日のパウエルFRB議長の議会証言を待つしかなさそうです。
本日もよろしくお願いいたします。