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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/22 水)

------------5/21ドル円相場--------------------------

米国の対ファーウェイ禁輸措置の一部猶予を主に欧米市場が好感。アジア市場の110円台前半のもみ合いを上放れて2週間ぶりに110.673円まで上昇した。

OP110.050 HI110.673 LO110.022 CL110.479

-----------5/21主な出来事---------------------------

20日 米商務省
「ファーウェイに対する米製品の輸出禁止で、通信ネットワークの保守などに限り、90日間の暫定的な猶予措置を取る」

07:00 豪健全性規制庁(APRA)、住宅ローン融資先の返済能力を評価する際に最低7%の金利を想定する規制を廃止することを提案

08:00 パウエルFRB議長
「米経済は逆流にもかかわらず、成長持続や力強い雇用創出、賃金上昇を示している」
「これら全ての背景には落ち着いたインフレ圧力がある」
「総じて、企業債務や他の要因による金融安定性へのぜい弱さは増していないようだ」
「企業債務によるリスクを軽視しないが、米金融システムは十分強く、起こり得る損失に対処できると考える」
「通商問題が金融政策の道筋に影響するか判断するには時期尚早」

10:30 RBA議事録
「労働市場のさらなる改善が見られなければ、利下げが適切」
「利下げが必要となる可能性の高い2つのシナリオを議論した」

12:10 ロウRBA総裁
「6月の理事会で利下げを検討するだろう」
「インフレ目標と一致するには賃金の上昇が遅すぎる」
「最近のデータを鑑みれば、労働市場が驚くべき改善を見せる可能性は低い」
「インフレ懸念を高めずに失業率が5%を下回ることは可能」
「利下げは雇用を支援し、インフレを目標に引き上げる」

23:00 ユーロ 5月消費者信頼感(速報値)-6.5
前回-7.9 (-7.3)
予想-7.7

23:00 アメリカ4月中古住宅販売件数(年率換算) 519万件
前回521万件
予想535万件

---------5/21株式・債券・商品-----------------------

日経平均 21272.45▼29.28
豪ASX  6500.141△24.041
上海総合 2905.969 △35.365
英FT  7328.92△18.04
独DAX 12143.47△102.18
NYダウ 25877.33△197.43

日10年債利回り -0.0450%▼0.0020
豪10年債利回り 1.634%▼0.040
英10年債利回り 1.083%△0.028
独10年債利回り -0.063%△0.023
米2年債利回り 2.2538%△0.0330
米10年債利回り 2.4264%△0.0107

NY原油 62.99 ▼0.11
NY金 1273.20▼4.10

------------5/22注目材料-----------------------

<国内>
08:50  4月貿易収支(通関ベース)
08:50  3月機械受注
10:30  原田日銀審議委員、あいさつ

<海外>
07:45  1-3月期NZ小売売上高
14:00  ブラード米セントルイス連銀総裁、香港で講演
16:30  ドラギECB総裁、講演
17:00  4月南アフリカ消費者物価指数
17:30  4月英消費者物価指数
17:30  4月英小売物価指数
17:30  4月英生産者物価指数
17:30  ビスコ伊中銀総裁、講演
18:30  プラートECB専務理事、講演
21:30  3月カナダ小売売上高
23:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
23:10  ボスティック米アトランタ連銀総裁、あいさつ
23:30  EIA週間原油在庫統計
27:00  米FOMC議事録(4月30日-5月1日分)

------------5/22きょうのひとこと---------------

米国が対ファーウェイ(中国通信機器大手)禁輸の一部猶予を発表した事が欧米市場で材料視され、株高・円安に振れました。とはいえ、猶予期間は8月19日までと短い上に、猶予対象は既存ネットワークの保守や、スマホ向けソフトの更新などに限定されるそうです。この点から見ても、好材料としての持続性はあまり期待できそうにありません。ドル/円は昨日の上昇で100日移動平均線を突破したものの、日足一目均衡表の雲には届きませんでした。雲下限の110.80円台から、心理的節目の111.00円にかけては戻り売りが待ち構えていそうです。

本日もよろしくお願いします。