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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/11 木)

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-------------6/10ドル円相場-------------------------

ドル安継続。FOMCは2年半以上に渡りゼロ金利維持を示唆。

OP107.737 HI107.872 LO106.989 CL107.140

-----------6/10主な出来事---------------------------

08:50 日本4月機械受注(前月比) -12.0%
前回-0.4%
予想-8.6%

09:30 オーストラリア6月ウエストパック消費者信頼感指数 93.7
前回88.1

10:30 中国5月消費者物価指数(前年比) +2.4%
前回+3.3%
予想+2.7%
中国5月生産者物価指数(前年比)-3.7%
前回-3.1%
予想-3.3%

21:30 アメリカ5月消費者物価指数(前月比)-0.1%
前回-0.8%
予想0.0%
アメリカ5月消費者物価指数(前年同月比)+0.1%
前回+0.3%
予想+0.2%
アメリカ5月消費者物価指数・コア(前年比) +1.2%
前回+1.4%
予想+1.3%

27:00 FOMC声明
「今後数カ月は少なくとも現在のペースでの米国債および住宅ローン担保証券や商業用不動産担保ローン証券を購入」
「引き続き市場の状況を注意深く監視し、適切に計画を調整する用意がある」

27:00 FOMC経済・金利見通し
・政策金利予測
2020年末0-0.25%(17人中17人)
2021年末0-0.25%(17/17)
2022年末0-0.25%(17/15)

・成長率予測
20年4Q-6.5%
21年4Q+5.0%

・失業率予測
20年4Q 9.3%
21年4Q 6.5%

27:30 パウエルFRB議長会見
「今四半期のGDPは過去最大の落ち込みとなるだろう」
「米労働省の失業率は失業を十分反映していない可能性」
「米経済を支援するためにあらゆる手段を行使することにコミット」
「必要なら債券購入を調整する用意」
「イールドカーブ・コントロール(YCC)導入についてはまだ答えが出ていない」
「利上げについては考えていない」
「物価上昇率押し上げ能力については謙虚となる必要」
「当面、数百万人が失業状態となる可能性」
「労働市場が5月に底を打ったかどうかは不明」


--------6/10株式・債券・商品-------------------------

日経平均 23124.95△33.92
豪ASX  6148.426△3.478
上海総合 2943.752▼12.360
英FT   6329.13▼6.59
独DAX  12530.16▼87.83
NYダウ 26989.99▼282.31

日10年債利回り 0.025%△0.005
豪10年債利回り 1.02%▼0.03
英10年債利回り 0.27%▼0.07
独10年債利回り -0.33%▼0.02
米02年債利回り 0.167%▼0.035
米10年債利回り 0.726%▼0.099

NY原油 39.60△0.66
NY金  1720.70▼1.20

------------6/11注目材料----------------------------

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
08:01 5月英RICS住宅価格
16:30 5月スウェーデン消費者物価指数
20:00 4月メキシコ鉱工業生産
21:30 5月米生産者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
26:00 米30年債入札
----- ユーロ圏財務相会合

------------6/11きょうのひとこと--------------------

注目されたFOMCはイールドカーブ・コントロールこそ検討中として導入を見送りましたが、ほとんどのメンバーが少なくともこの先2年半はゼロ金利を維持すると予想したほか、パウエル議長が利上げの「利」の字も考えていないと表明するなど、極めて慎重な姿勢を示した事でドル安の流れを追認する格好となりました。


本日もよろしくお願いいたします。