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円安進むもFX個人投資家は『日銀の利上げ』見込まず。一方で豪欧中銀は年内利上げを予想 (2022年3月調査)

外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。

今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が71.7%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は15.2%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△56.5%ポイントとなり、2013年1月以来の高水準を記録。前月の△19.4%ポイントからプラス幅が大幅に拡大した。調査期間前後の米ドル/円相場は、日米金融政策の方向性の違いが意識され長期金利の格差が拡大する中、6年1カ月ぶりに121円前後までドル高・円安が進んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が早ければ5月にも利上げペースを加速させるとの見方も出る中で、個人投資家の米ドル/円相場に対する強気度合いが一段と上昇したようだ。
 今後1カ月の米ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が180.00円、最安値が98.00円となり、高値の平均値は120.24円、安値の平均値は116.10円であった。高値の中央値は120.00円、安値の中央値は116.50円で、前月より米ドル高・円安方向へシフトした。米ドル/円相場の「上値のメド」は120.00円と想定していた個人投資家が多かったが、相場は比較的あっさりとこの水準を上抜ける格好となった。多くは米ドル/円相場が118-119円台で推移していた調査期間の前半に回答していたと見られる。

ニュージーランド、英国、カナダ、米国などで政策金利を引き上げる動きが相次いでいます。
欧州中銀(ECB)の利上げ時期はいつになると予想しますか

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今回の特別質問(全3問のうち1問)として、「欧州中銀(ECB)の利上げ時期はいつになると予想しますか」と尋ねたところ、「2022年7-9月」との回答が25.7%で最も多かった。次いで「22年4-6月(18.4%)」となり、以下「22年10-12月(14.5%)」、「当面利上げしない(11.1%)」、「23年1-3月(5.1%)」、「23年4月以降(4.6%)」と続いた。2022年内にECBが利上げを開始するとの見通しが多かった(合算58.6%)一方、当面利上げはしないとの見方や、利上げは2023年にずれ込むとの見方(合算9.7%)は比較的少ない事がわかった。こうしたECBの利上げに対する期待が、個人投資家のユーロ/円相場の見通しを強気化させた理由のひとつと考えられる。

この他にも「ユーロ/円相場の見通し」や「豪ドル/円相場の見通し」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。