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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/11 金)

-------------6/10ドル円相場-------------------------

米CPI上ブレで109.794まで上昇。しかし、物価上昇は一過性との見方で金利が低下に転じたため109.307まで反落した。

OP109.606 HI109.794  LO109.307 CL109.319


-----------6/10主な出来事---------------------------


20:45 欧州中央銀行(ECB)声明
「PEPPは少なくとも2022年3月末まで継続」
「PEPPは著しく高いペースで継続」
「QEは毎月200億ユーロのペースで実施」
「PEPPプログラムの規模を1兆8500億ユーロで再確認」

21:30 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「インフレは第2四半期に一段と上昇すると予想」
「基本的な物価圧力はたるみの影響から抑制されている」
「不確実性は依然としてある」
「短期的な経済見通しは不確実」
「ユーロ圏の成長率見通しは現在、概ね均衡」

21:30 ECBスタッフ予測
「2021年成長見通し4.6%予測(3月時点4.0%)」
「2022年成長見通し4.7%予測(3月時点4.1%)」
「2021年インフレ見通し1.9%予測(3月時点1.5%)」
「2022年インフレ見通し1.5%予測(3月時点1.2%)」

21:30 米5月消費者物価指数前月比+0.6%
前回+0.8%
予想+0.5%
21:30 米5月消費者物価指数前年比+5.0%
前回+4.2
予想+4.7%
21:30 米5月消費者物価指数・コア前年比 +3.8%
予想+3.4%
前回+3.0%
21:30 米新規失業保険申請件数 37.6万件
予想37.0万件
前回38.5万件

27:00 米5月財政収支 -1320億ドル
前回-2256億ドル
予想-2500億ドル

--------6/10株式・債券・商品-------------------------

日経平均 28958.56△97.76
豪ASX  7302.500△32.297
上海総合 3610.859△19.463
英FT   7088.18△7.17
独DAX  15571.22▼9.92
NYダウ 34466.24△19.10
日10年債利回り 0.055%▼0.014
豪10年債利回り 1.490%▼0.082
英10年債利回り 0.747%△0.017
独10年債利回り -0.256%▼0.012
米02年債利回り 0.1429%▼0.0119
米10年債利回り 1.4318%▼0.0590

NY原油 70.29△0.33
NY金  1896.40△0.90

------------6/11注目材料-----------------------------
<国内>
特になし

<海外>
15:00 5月独卸売物価指数
15:00 4月英GDP
15:00 4月英鉱工業生産指数
15:00 4月製造業生産高
15:00 4月英貿易収支
16:00 4月トルコ鉱工業生産
17:00 ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
17:30 ベイリーBOE総裁、カンリフBOE副総裁、ラムスデンBOE副総裁、スナク英財務相講演
19:30 ロシア中銀政策金利
20:00 4月メキシコ鉱工業生産
21:30 1-3月期カナダ設備稼働率
23:00 6月米ミシガン大消費者態度指数・速報値
----- G7首脳会議(13日まで)

------------6/11きょうのひとこと---------------------

米5月CPIは前年比で+5.0%、前月比は+0.6%の伸びでした。4月は前年比+4.2%、前月比+0.8%でしたから、前年比では物価上昇が加速したものの、前月比では減速した格好です。このため、ベース効果(前年の同じ月に落ち込んでいた影響により実際以上に伸びが高く見える)による一過性の物価上昇との見方に傾き、一時上昇していた米10年債利回りが低下に転じると、109.794まで上昇していたドル円も109.307まで反落しました。「物価の上昇は一過性」との姿勢を示しているFRBが、来週のFOMCでテーパリングに動く事はないとの見方にもつながったのでしょう。

本日もよろしくお願いいたします。