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19年、『利益』が出た投資家は4割弱に(2019年12月調査)

外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。

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今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が39.0%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は34.1%であった。この結果「米ドル/ 円予想DI」は△4.9%ポイントとなり、前回(△17.5%ポイント)から、プラス幅が縮小した。

調査期間前後の米ドル/円相場はクリスマスシーズンとあって109円台で膠着していたが、そうした中で個人投資家の米ドル強気・円弱気見通しは後退する格好となった。1月の米ドル/円相場が過去10 年間で7回下落、上昇は3回のみという「1月の米ドル安アノマリー」が意識された可能性もあろう。

2019年1月から12月までの損益状況について、投資資金の何%となっていますか。(例:100万円の投資資金が110万円になった場合10%)

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今回の特別質問として、「2019年1月から12月までの損益状況について、投資資金の何%となっていますか。」と尋ねたところ、「0%(変化なし)」が17.0%と最も多かった。次いで「-30%以下(13.4%)」、「+1%から+5%(11.0%)」、「-1%から-5%(10.1%)」と続き、以下「+5%から+10%(9.6%)」、「+10%から+20%(8.6%)」、「-5%から-10%(7.8%)」、「-10%から-20%(7.8%)」の順になった。なお、割合にかかわらず「利益が出た」と答えた向きの割合は合計で38.4%、対して「損失が出た」と答えた向きの合計割合は44.6%であった。

昨年は「利益」が41.8%、「損失」は46.3%であった。今回は「0%(変化なし)」の割合がやや増加している(昨年:11.9%)点と、「-30%以下」の割合が低下した(昨年:16.1%)点が特徴的だ。米ドル/円相場の年間値幅が過去最低の8円程度に留まった影響と考えられる。

また、「自身の損益についての最大の要因はなんだと思われますか」との問に対し、「利益」と回答した向きでは、「マイルールを守っての利確/損切を徹底している」など、ルールを決めた上での取引が奏功した例が目立った。一方、「損失」と答えた向きからは「1/3のフラッシュクラッシュをくらったため」、「ポンドの乱高下」、「トルコリラの急落」など、相場展開を敗因に挙げる声が多かった。

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この他にも「ユーロ/円相場の見通し」や「豪ドル/円相場の見通し」、「2020年のFRB追加利下げ予測」や「2020年以降、最初に「利上げ」を実施する中銀」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。