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伝えておきたかった事

そもそも、人に指示を出してやってもらうくらいなら自分でやってしまったほうが早いと思ってしまっていたせいか
日々の生活で子どもと家事をいっしょにすることってあまりなかったと思う。
私が炒め物をしている隣で使い終わったざるやらまな板だのを洗わせたり、刻み物をさせたりした記憶があまりない。
ちょっと手伝ってー、と声をかけても
ママが終わったらあとはやっておくから、と言われ
まぁそれでもいいかな、なんて思ったりしてるうちに子どもたちは独立して皆家から出ていき何も伝えられていないままであることに気が付いた!

そりゃあ今どきはお料理の作り方なんてネットで調べればだいたいなんとかなるし、
お洗濯だってお掃除だってアリエールとかダイソンとかが頑張ってくれるから困りはしないと思うけどね、

私も私で60年いろいろ経験した結果っていうのを子どもたちにも伝えたいと思うのよ。

決してこれが正解っていうわけじゃないと思うけどね、ちょっと知っておいても良いんじゃないかなっていう話。

たとえばお料理だと、

・にんじんは酵素のせいで他の野菜と一緒にするとビタミンを壊してしまうので下ごしらえの時には別々にしたほうがいいのよ。調味する時にドレッシングやマヨネーズで和えたり火を加えれば大丈夫、それまでちょっと気をつけてね。

・ほうれん草の根元のところは食べられるのよ!根っこを切って土が残らないようにお掃除したら、火が通るように二つとか四つとかに切り込みを入れて、茹でたら切り落とさないでちゃんと食べてね。ほうれん草の根元の赤いところは栄養があるって教えられたけど、、本当はどうだか知りません。せっかく食べられるのに捨てたらもったいないでしょ。ごろごろして食べづらそうに感じるんだったら茹でた後に最初に入れた切り込みのところから二つとか四つに割けば気にならなくなると思うよ。

・私は味の素大好き世代だから味の素もばっちり使います。酢の物の合わせ酢を作るときなんて味の素は必須。

・前にも言ったかもしれないけど、お洗濯は

表で洗って、裏で干して、表に畳んで片づける。

表で洗わないと肩の隅とかにほこりが残ってしまうし、裏に返して干さないと日差しで色があせるし、中に虫が潜り込んだりしてたらイヤでしょ。で、洗濯物が乾いて取り込んだら表に返して形を整えて片づけましょう。



今わかったけど、私は子どもたちに何かを伝えたかっただけじゃなくて、あれこれおしゃべりをしながらいっしょに家のことをしたり、外を歩いたりしたかったんだ。


子ども達を自分の力で生活できるように育てるのが親の役目だと思っていたし、親である私に財力も権力も人脈もなにもないから早く独り立ちさせなきゃと思ってた。ぷりぷり怒ってばっかりいないでもっと子どもたちのことを大人として尊重した上で一緒に生活する時間があってもよかったね。
私はちょっと焦りすぎたかもしれない。

私の伝えたいこんな話を、だれか他のお母さんの子どもであるだれかに受け取ってもらえられたらうれしいです。

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