石破首相誕生と関連銘柄
9/27に投開票された自民党総裁選挙では、高市氏との決戦投票を経て、石破氏の勝利となった。来月10/1召集予定の臨時国会による指名を経て正式に新首相となる見込み。
9/27のマーケットの動きとしては、高市氏が一回目の投票において優勢であったことから、高市氏が勝利した場合に想定される日銀の追加利上げの停止による短中期金利の低下、長期金利の上昇(ブルスティープ)や円安、株高が進んだ。
その後、石破氏の勝利が決定すると円高、株安と高市トレードを巻き戻す動きとなった。
今後の注目点
石破氏は衆議院回線を年内に実施する可能性に言及しており、早ければ10月上旬~中旬に解散を行い、11月上旬には解散総選挙の投開票が行われるのではないか。
過去の解散総選挙では、自民党が議席を減らさなかった場合のパフォーマンスが堅調。政治基盤安定化や政策推進への期待感が働 いていると考えられ、今回の解散総選挙において、自民党の議席数の動向は重要になるだろう。
石破関連銘柄
石破氏の選挙戦で掲げた公約の中には、アジア版NATOの創設などの防衛力強化や地方経済促進を視野に入れた内需活性化政策が主軸となっている。
それらに恩恵を受ける銘柄としては、防衛関連銘柄や内需関連銘柄が注目されるだろう。
防衛関連
日本電気(6701)⇒ 海上防衛やITサービスなど。
ENEOSHD(5020)、出光興産(1419)⇒防衛省向けに航空タービン等製造
シンフォニア(6507)⇒防衛省向けに航空関連納品
新明和工業(7224)⇒防衛省向けに航空機納入
沖電気工業(6703)⇒防衛省向けの電線工事
東京計器(7721)⇒防衛省向けの防衛関連機器
内需関連
ダイヘン(6622)⇒産業用ロボット等のFA機器
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