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「今日の芸術」の一説を紹介したくなったので少し長めの呟き

よく絵をみていて「いいわね、わたしにはわからないけれど」という人がいます。小説や映画についてあまりこういうことは言いませんが、絵画や音楽の場合、よく聞く言葉です。

もっとも、謙虚に言うときもあるし、逆にテライ、裏返しの虚栄でそんなことを言う人もありますが。どっちにしても無意味な言葉です。

「いい」と思ったとき、その人にとって。そう思った分量だけ、わかった」わけです。あなたは何もそれ以外に、わからない分など心配することはありません。

岡本太郎
今日の芸術より


何かと正解を求めてしまうのはよくないこととは言い切れないが、時には先入観、概念を取っ払い、頭ではなく体で受け止めることは芸術、特には絵画や音楽においては必要なのかもしれない。

音楽では歌詞を強く意識して解釈をしようと必死な現代人。その解釈をどれだけできたかを競い合う現代人。

そうではない。

なんかいい。なんか最高。語彙なんていらないのかもしれない。

メロディー、歌声が心に渡ってくる感覚を大事にしたい。

それを人に進める時には言語化が必要になってくるかもしれない。その時はその時だ。これはインプットの話なのだから。

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