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多摩地名の由来 多摩境

 多摩ニュータウンは稲城市、多摩市、八王子市、町田市の4市に跨る多摩丘陵を開発した日本最大級のニュータウンです。その西の端にあたるのが、多摩境。京王相模原線の多摩境駅、多摩ニュータウン通り(東京都道158号小山乞田線)、多摩境通り(町田市道堺2000号線)が交差する多摩境駅前交差点を中心とする地区です。
 多摩ニュータウンの中では、開発の開始が80年代後半と遅く、多摩境駅は京王線全線で最も新しい1991年の開業です。
 若年ファミリー層の多い地域で、周辺には大型マンションのほか会員制大規模スーパーやホームセンター、外食チェーン店などが立ち並び、小学校が新設されました。40余年の歴史がある多摩ニュータウンのなかでも、活気のある地域といっていいでしょう。
 多摩境の地名の由来は、武蔵の国と相模の国の「境」にあるため。近隣には東京と神奈川の都県境となる境川が流れています。
 ただ多摩境の名は京王線の開業時に駅名として採用されたもので、住所地名ではりません。一般に多摩境といわれる地区は町田市小山ケ丘、小山町となります。                             (『よみうりSunTAMArea』2013年11月号)

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