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稲葉たかひろの仕事

こんにちは!稲葉たかひろです。今回のnoteは前回の記事に続いて、私がどのような仕事をしてきたのか、しているのか。そして、その経験を活かしてどのような事が出来るのかを綴っていきたいと思います。

ベンチャー企業で働く

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学生時代からインターンで働かせてもらっていたリグナ株式会社リグナ株式会社は当時としては珍しかった、お洒落な家具をインターネットをメインで販売する会社でした。入社当初はマンションの一室でインターネット販売のみでしたが、ショールームを設けるまでに成長し、今では一部上場企業のグループ会社にまでなりました。ここではベンチャー企業ならではかもしれませんが、営業から経理、企画、買い付けなど、ありとあらゆる仕事に取り組んできました。また、インターネットの基礎知識や画像の加工編集からデザインまでデジタルの知識を広範に勉強をしました。最終役職は店長まで任せてもらい、お店の運営の難しさを身をもって学んできました。

現職では

現在は株式会社ジェイ・シータウンという会社で働いています。インテリア関係の商材を取り扱う商社ですが、ここでも様々な仕事に取り組んできました。主な事業内容はFRPという素材でオリジナルの家具や什器の製作と、木工家具の製作、自衛隊の方々が使用する備品の製作の3つです。

FRP製家具の一例

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audiという自動車メーカーが新しい車を発表した際、街中にポップアップストアが出来ました。このポップアップストアで使用しているテーブルやベンチをFRPで製作をしました。

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大阪のデパートに入居しているフランスの某ブランドのお店で使用する大型のテーブルをFRPで製作しました。2枚目の写真はモックアップといって、実物を製作する前にデザインを確認する為の小型の模型です。お客様に具体的なイメージを持って頂くために色々な工夫をします。

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沖縄県の宮古島にオープンしたリゾートホテル内にFRP製の大型ベンチを製作しました。数量が多いのとサイズが大きく国内の工場では製作することが出来ず、中国の提携工場で製作を行いました。炎天下の中、職人さんと一緒に設置を行ったのは大変だったけれど、今ではいい思い出です。

木工家具の一例

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木工家具ではホテルで使用する家具や什器、備品の製作から現場への搬入と設置を行っています。上の画像は設計事務所から受領した図面をデータ化し、NCと言われるデータ制御で板材をカットする機械でパーツを作り、組み立てと仕上げを行っているところです。そして、設置現場では大工さんと一緒に設置の作業も行います。その為、インパクトという電動ドライバーはセミプロ並みに使えるかもしれません!?

自衛隊の方々が使用する物品の一例

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自衛隊への物品の納入では色々なものを経験してきました。その一例として、航空自衛隊員の方々が災害派遣で着用するパトロールベストがありました。上の写真は2019年の佐賀県豪雨災害の際に隊員の方が実際に着用されていた時のニュースの映像です。災害現場で自分が作ったものが、現場で役に立っている映像を見て、自分の仕事のやりがいを感じた瞬間でした。

その他にも

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飲食店やアパレル店を運営する会社の店舗デザインチームの依頼を受けて、そのお店にあう既製品の家具を予算内でセレクトして提案する仕事もしています。厳しい条件のものも多いですが、実際に採用された店舗を見ると嬉しい気持ちになりますね!

これらの経験を活かして

ベンチャー企業時代ではインターネットやデジタルの基礎を学ぶ事が出来ました。これからの時代、地方自治にもデジタルの利活用が必須になってきます。例えば、バスの乗車率をデータ化し、AIの力によってダイアの最適化を行うといったものです。こういった事業に行政が取り組む際に、予算を付ける可否を判断する為にはデジタルに対する知識は必須です。
また、現職でのモノづくりはデザイナーと製作現場を繋ぎ合わせる仕事がメインになっています。デザイナーさんは自身のデザインに拘りがあるけれど、製作現場では作る事が出来ないデザインが多いこともしばしば。双方に納得をしてもらい、お互いにベターなものを作る必要があります。この経験はまちの方々が抱える課題を行政に繋げる仕事に似ていると感じました。まちの方のお話を真摯に受け止め、丁寧に行政へと繋げる。そして粘り強く交渉をする。きっと現職の経験が活きるはずです。
自衛隊との仕事は、複雑な仕様書を読み込み、膨大な書類を用意する必要がありました。この経験は、行政が作成する仕様書が適正かどうか、民間にとって無理難題ではないかを判断する一助になるのではないかと思います。
そして、現職では小さい会社ではありますが、役員として働いています。その為、経営者目線で、市政の財政運営が健全に行われているか、予算を付けるべき施策や成長させるべき産業の振興にきちんと予算を付けられているかを考える事が出来るかもしれません。
兎にも角にも政治の世界はズブのど素人です。だからこそ、謙虚にたくさんのお話をお聞きし、一生懸命勉強を続けていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!

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